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<日本の植物>
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素人の横好きでこのサイトをやっています。間違い、ご意見等有りましたら連絡ください。tsugu0619@yahoo.co.jp

 
今月の花-2012.2.28-2-2
2012年2月28日 23時30分
ヤエヤマノイバラ(八重山野茨Rosa bracteata Wendl.

 常緑の低木です。茎はやや蔓性で2~3m程度になります。小枝には密に毛があり、大小の棘が多くついています。葉は羽状複葉で、5~11個の長楕円形~倒卵形の小葉からなり、その長さは2cm程度、縁は鈍鋸歯状を呈しています。直径5~7cmの白い花をシュートの先端に1つ着生します。
 宮古島、伊良部島、石垣島、西表島、台湾、南中国に分布するようです。

撮影:2008.5.27 沖縄県石垣市
カテゴリー:バラ科 Orchidaceae バラ属 Rosa  
 
 
原種の花なのに、大きく、輝くようでした。
 
今月の花-2012.2.28-1
2012年2月28日23時00分
テリハノイバラ(照葉野茨) Rosa luciae Rochebr. et Franch. ex Crép.
 海岸や河川敷の礫地、裸地や草原などに自生する落葉性の低木です。しかし、沖縄では落葉はしません。茎は地面を這い無毛、下向きの大きな棘があります。葉は奇数羽状複葉で、7-9個の広楕円形~倒卵形の小葉からなる。長さは1~2.5cm、縁には粗鋸歯があり、表面は暗緑色で光沢があり、裏面は淡色で無毛です。枝の先端に径4~5cmの白色の5弁花をつけます。果実は卵円形、長さ1cmで赤熟します。
 本州、四国、九州、琉球列島、朝鮮、中国本土に分布するようです。
 
撮影:(左)2008.3.29 沖縄県粟国島、(右)2011.12.18 沖縄県今帰仁村
カテゴリー:バラ科 Orchidaceae バラ属 Rosa 

 
園芸品種のつるバラの1系統には、このテリハノイバラの血も入っているようです。

今月の花-2012.2.26-4-2
2012年2月26日 23時50分
カツウダケヤツシロラン(仮称)(嘉津宇岳八代蘭Gastrodia sp.ツボミヤツシロランGastrodia clausa T. C. Hsu, S. W. Chung et C. M. Kuo

 無葉の腐生性のランです。外見はハルザキヤツシロランとほとんど変わらないように見えます。しかし、開花しません。成熟株の花びらの先端部分は朱色を帯びていました。
 台湾に分布するようです。

撮影:2012.2.26 沖縄県名護市
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae オニノヤガラ属 Gastrodia  
 
 
まだ和名の付いていない種です。(追加 2016.7.6):2014年に和名がつきました。(文献)末次健司, 仲間正和, 渡邊たづ子, 渡邊宏満, 山本利郎, 横田昌嗣 2014 沖縄本島において発見された日本初記録種ツボミヤツシロラン 分類 14: 118 (Suetsugu et al. 2013 APG 64: 155–158 の解説記事)
 
今月の花-2012.2.26-3
2012年2月26日23時12分
ナンゴクヤツシロラン(南国八代蘭) Gastrodia shimizuana Tuyama
 無葉の腐生性のランです。根部は太くなっています。草丈は5cm程度です。花は茎の頂端に1~9個つけます。花は淡褐色、蕚片と花弁は半分以上にわたって瘉合して鐘形になります。平開し、直径は2~3cm程度になります。唇弁の喉部は朱色を帯び、広三角状卵形で、先端はへら状に突き出ています。
 西表島、沖縄島に分布する。
 
撮影:2012.2.24、25 沖縄県大宜味村
カテゴリー:ラン科 Orchidaceae オニノヤガラ属 Gastrodia

 西表島の固有種と言われていたのですが、沖縄島でも見つかり、光栄にもその新産地で撮影できました。

今月の花-2012.2.26-2-2
2012年2月26日 21時53分
ユウパリチングルマ(夕張稚児車Geum pentapetala var.serrata

 チングルマの品種で、花が大きく、葉の鋸歯の先が余り尖らないようである。
 北海道の夕張岳に分布する。

撮影:2008.6.27 北海道夕張岳
カテゴリー:バラ科 Rosaceae ダイコンソウ属 Geum  
 
 
私の所有している本の中には、この名は見当たらないので、分ける必要があるのかわかりません。
 
今月の花-2012.2.26-1
2012年2月26日20時22分
チングルマ(珍車、稚児車) Geum pentapetalum (L.) Makino
 高山の草地や砂礫地に生える落葉低木です。地面を這い、群落を作ります。草丈は10cm程度。葉は羽状複葉で、7~11枚の小葉からなる。。花は直径2~3cm程度です。
 本州の中部地方以北、北海道、アリューシャン列島、カムチャッカ半島に分布するようです。
 
撮影:(左)2008.6.28 北海道旭岳、2008.9.7 長野県駒ヶ岳
カテゴリー:バラ科 Rosaceae ダイコンソウ属 Geum

 
紅葉もすばらしいようなので見に行きたいです。

今月の花-2012.2.25-2-2
2012年2月25日 22時30分
メアカキンバイ(雌阿寒金梅Potentilla miyabei

 北海道の高山帯の砂礫地に生える多年草です。地表を這うように生えています。草丈は10cm程度です。全体に黄褐色の毛があります。葉は3出複葉で切れ込みがあり、灰白を帯びます。小葉はくさび形で、長さは1cmぐらいです。葉の直径は1cm程度です。
 北海道の羊蹄山以北に分布するようです。

撮影:2008.6.28 北海道旭岳
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キジムシロ属 Potentilla  
 
 
残雪を背にして群生して咲いている様はすばらしかったです。
 
今月の花-2012.2.25-1
2012年2月25日21時50分
コガネイチゴ(黄金苺) Rubus pedatus Smith
 亜高山帯~高山帯の林内や林縁に生える常緑の低木です。茎は地表を這います。草丈は5~15cm程度です。葉は掌状複葉で、小葉は5枚で、長さは5~7cm。縁は粗い鋸歯状。枝の先端に、5弁または4弁の白色花を1個つけます。1つの果実は1~4個の楕円形の分果からなり、赤く熟し、食べられるようです。
 本州の中部地方以北や北海道の高山帯の針葉樹の下に生えるようです。樺太、千島、北アメリカにも分布するようです。
 
撮影:2008.6.28 北海道旭岳
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus

 
バラ科に4弁花があるとは思いませんでした。

今月の花-2012.2.24-2-2
2012年2月24日 23時30分
キンミズヒキ(金水引Agrimonia pilosa Ledeb. var. japonica (Miq.) Nakai 

 山野、道端に見られる多年草。葉は羽状複葉で、葉の付け根には托葉がある。頂小葉は菱状長楕円形で先は尖る。花の直径は6~11mm。果実は痩果で、上縁には長さ3mm程度の鈎状の棘がある。
 北海道から九州、樺太、朝鮮半島、中国、インドシナなどに分布するようです。

撮影:2007.9.5 福岡県平尾台
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キンミズヒキ属 Agrimonia 
 
 
この植物の種子が引っ付くようである。しかし、いつものことだが、撮影することだけに気を取られ、植物にダイレクトに触れることをせず、確認出来ていない。
 
今月の花-2012.2.24-1
2012年2月24日21時15分
カラフトダイコンソウ(樺太大根草) Geum macrophyllum Willd. var. aschalinense (Koidz.) Hara
 山地の林縁や沢沿いに生える多年草。草丈は30~80cmになる。全体に 粗毛がある。茎の上部の葉はオオダイコンソウP. aleppicumに似ているが、茎の下部の葉は切れ込みが浅く、円形に近い点と托葉が小さい点で前種と異なるようである。花の直径は約1.5cmで枝先に数個づつつける。
北海道、本州の中北部に分布するようです。

 
撮影:2011.6.22 北海道礼文島
カテゴリー:バラ科 Rosaceae ダイコンソウ属 Geum
 
 礼文林道で見かけました。
ミツモトソウPotentilla cryptotaeniae としていた物をエゾノミツモトソウPotentilla norvegica に変更しました。

今月の花-2012.2.23-2-2
2012年2月23日 22時38分
オオダイコンソウ(大大根草Potentilla aleppicum Jacq. 

 低地や山地の草原に生える多年草。高さは60-100cmになるようで、全体に粗く長い毛がある。根生葉は奇数羽状複葉、頂小葉は大きく、先が尖り、粗い鋸歯がある。茎につく葉は3出複葉。花は直径1.5-2㎝の黄色の5弁花。
 北海道、本州中部以北に分布するようです。

撮影:2011.6.27 北海道札幌市
カテゴリー:バラ科 Rosaceae ダイコンソウ属 Geum 
 
 
今回撮影した株は、高さは50cm程度であった。ヒメザゼンソウを撮りたくて行った公園で見かけた物である。しかし、残念ながらタイムリッミトで目的の物を見つけることが出来なかった。
 
今月の花-2012.2.23-1
2012年2月23日21時55分
エゾノミツモトソウ(蝦夷水源草) Potentilla norvegica L.
 1年草もしくは多年草。在来種のミツモトソウ P. cryptotaeniae に似ているが、茎下部にある葉が3出複葉ではなく、5小葉となる点で異なるようです。草丈は80cm程度になるようです。茎には褐色の剛毛がある。しかし、ないものもあるようです。花は直径1cm程度です。
 ヨーロッパ~北アメリカが原産のようです。
 
撮影:2011.6.27 北海道札幌市
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キジムシロ属 Potentilla
 
 公園の花壇に生えていた物を撮しました。

今月の花-2012.2.22-2-2
2012年2月22日 23時50分
ヒメヘビイチゴ(姫蛇苺Potentilla centigrana Maxim. 

 全国の山地の林内などのやや湿った所に生える多年草。 茎は蔓状になって地を這い、長さは50cm程度になるようである。葉は3小葉からなり、小葉の長さは3cm程度で鋸歯がある。花は黄色の5弁で、径は1cmに満たない。
 北海道、本州、四国、九州に分布するようです。

撮影:2011.6.27 北海道札幌市
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キジムシロ属 Potentilla 
 
 
花は小さく、色も少し薄く目立たない。
 
今月の花-2012.2.22-1
2012年2月22日20時20分
チシマキンバイ(千島金梅) Potentilla fragiformis ssp. megalantha
 海岸の岩場や草地に生育する多年草です。太い根茎を持ち、高さが10~30㎝になるようです。植物全体が白い毛が密生しています。葉は、3出複葉で、小葉の長さ・幅ともに3~4㎝のくさび状倒卵形で鋸歯があります。花は径3~4㎝の黄色い5弁花で、萼片と副萼片も各5枚です。
 北海道からシベリア、北アメリカに分布しているようです。
 
撮影:2011.6.21 北海道礼文島、2011.6.24 北海道利尻島
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キジムシロ属 Potentilla
 
 高山植物園等の植栽を撮しました。

今月の花-2012.2.21-2-2
2012年2月21日 22時57分
ホロムイイチゴ(幌向苺Rubus chamaemorus L. 
 雌雄異株の多年草、亜寒帯性あるいは高山性で泥炭湿原に生育する。茎には多少軟毛があり、地下に匍匐茎を伸ばす。草丈は10~30cmになる。葉は長さが4~7cmで、両面に褐色の軟毛がある。花は径2cm程度で、茎の先に1個づつつく。果実は径1.5cm程度で赤く熟し、食べられるようです。
 北海道、本州北部、千島、北半球に広く分布するようです。
撮影:2011.6.23 北海道利尻島
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 
英語名はクラウドベリーと呼ばれるようで、秋には紅葉するようです。機会があれば、収穫時期や秋にも訪ねてみたいです。
 
今月の花-2012.2.21-1
2012年2月21日21時10分
ミヤマダイコンソウ(深山大根草) Potentilla matsumurae Th. Wolf var. yuparensis Kudo
 全体に黄褐色の剛毛が密生する。
草丈は30cm程度になります。根出葉は羽状複葉で頂小葉が特に大きく、腎心形で、側小葉はごく小さい。花は直径2cmほどで鮮やかな黄色をしています。
 千島列島、北海道、近畿以北の本州、四国の石鎚山 などの亜高山帯~高山帯の岩礫地や岩の割れ目などに生えるようです。
 
撮影:2008.6.27 北海道夕張岳
カテゴリー:バラ科 Rosaceae ダイコンソウ属 Geum
 
 かなり頂上に近い切り立った岩で咲いていました。

今月の花-2012.2.20-2-2
2012年2月20日 22時57分
ダイコンソウ大根草Geum japonicum Thunb.
 山地や丘陵の林縁などに生える多年草。植物全体に柔らかい毛が密生する。草丈は50~80cmになる。根生葉は羽状複葉で、長さが10~20cmとなる。茎に付く葉は3裂~単葉と変化するようです。花は径1~2cm。
 北海道~九州、中国に分布するようです。
撮影:2008.6.27 北海道夕張岳
カテゴリー:バラ科 Rosaceae ダイコンソウ属 Geum 
 
 
夕張岳の低山部で見られました。

 
今月の花-2012.2.20-1
2012年2月20日22時10分
ユウバリキンバイ(夕張金梅) Potentilla matsumurae Th. Wolf var. yuparensis Kudo
 ミヤマキンバイの変種です。高山にある蛇紋岩地の草地や礫地に生えます。
草丈は10cm程度。葉の鋸歯は主脈半ば近くまで切れ込み、少し毛が生えている。花の直径は1.5cm程度で、茎先に1,2個つけます。
 北海道夕張山地、中央高地、日高山脈に分布するようです。
 
撮影:2008.6.27 北海道夕張岳
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キジムシロ属 Potentilla 絶滅危惧ⅠB類
 
 風の強い崩壊地の礫の中から輝くように咲いていました。

今月の花-2012.2.16-2-2
2012年2月16日 23時30分
ミヤマキンバイ深山金梅Potentilla matsumurae Th. Wolf
 亜高山帯~高山帯の砂礫地や草地に生育する多年草です。草丈は10~20cm 程度になります。葉は大きな鋸歯のある3小葉からなる。花の直径は2cm程度です。
 本州中部以北、北海道、千島列島、サハリン、済州島に分布するようです。
撮影:2008.7.13 長野県駒ヶ岳
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キジムシロ属 Potentilla 
 
 
しらび平から千畳敷(標高約2,600m)まではロープウェイで行けるので、そう難儀をせずに高山植物が見られますよ。

 
今月の花-2012.2.16-1
2012年2月16日22時50分
キジムシロ(雉筵) Potentilla fragarioides L. var. major Maxim.
 陽当たりの良い林縁に生育していました。草丈は30cm程度。葉は5~7枚の奇数羽状複葉ですが、まれに3~9枚の小葉からなる事もあるようです。先端の小葉3枚が大きくなっています。小葉は楕円形で鋸歯縁。披針形の托葉があります。花の直径は1.5cm程度です。卵形のそう果を形成します。
 北海道、本州、四国、九州、南西諸島、朝鮮に分布するようです。
撮影:2008.5.3 新潟県
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キジムシロ属 Potentilla 
 
 鮮やかな黄色の花が目を引きます。

今月の花-2012.2.15-2-2
2012年2月15日 22時47分
エチゴキジムシロ(越後雉筵) Potentilla togashii Ohwi
 日本海側の日当たりの良い山地、野原、田の畦等に生える多年草です。草丈10~25cm程度になります。花の直径は2cm程度です。小葉は5個で、下方の一対は小さく消滅するものもあるようです。
 本州の北陸地方と東北地方に分布するようです。
撮影:2007.6.11 新潟県佐渡
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キジムシロ属 Potentilla 
 
 
沖縄からではなかなか見に行く機会に恵まれず、まだ、果実を見ていません。
 
今月の花-2012.2.15-1
2012年2月15日22時07分
ヘビイチゴ(蛇苺) Duchesnea chrysantha (Zoll. & Mor.) Miq.
 山野や平野の道端に普通に生える多年性草本です。節から発根し、匍匐し群生します。葉は黄緑色で、長い柄があって互生し、3出葉で、小葉は倒卵形、縁は深い鋸歯が有ります。葉質は薄く、托葉があります。
 本州(東北,関東,中部)に分布するようです。
撮影:(右)2007.6.11 新潟県佐渡、 (左)2007.2.11 沖縄県東村
カテゴリー:バラ科 Rosaceae ヘビイチゴDuchesnea 
 
 ヘビの名がついているので、果実を食べに来た小鳥でも狙って、本当にヘビが来るのではと怖くなります。

今月の花-2012.2.11-2-2
2012年2月11日 22時45分
ノウゴウイチゴ(能郷苺) Fragaria iinumae Makino
 高山から亜高山の湿り気のある草地に生育する多年草です。匍匐枝を長く伸ばし、地を這う。長い葉柄をもった3小葉からなる葉は、根生し、小葉は倒卵形で、長さ2-3cm、縁は粗い鋸歯があります。裏面は粉白色を帯びます。葉裏、葉柄、花茎に伏毛があります。北海道および本州の北部から白耆大山にかけた日本海側、樺太に分布するようです。
撮影:2008.6.27 北海道夕張岳
カテゴリー:バラ科 Rosaceae オランダイチゴ属 Fraguria 
 
 
果実は食べられるようです。
 
今月の花-2012.2.11-1
2012年2月11日22時23分
クマイチゴ(熊苺) Rubus crataegifolius Bunge
 広葉樹林などの伐採跡や林縁などに生育する落葉低木。茎は1~3mに達するようです。葉は広卵形でやや浅裂する。表面には伏毛が多い。裏面の葉脈には刺がある。茎は赤紫色で赤黒っぽい斑点があり、毛がなくて刺が多いようである。
 
北海道、本州、四国、九州、中国、朝鮮に分布するようです。
撮影:2008.5.4 新潟県
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 今回は若い段階の植物だったので、茎の特徴は確認していない。明るい杉林で生育していました。

今月の花-2012.2.10-2-2
2012年2月10日 23時55分
モミジイチゴ(紅葉苺) Rubus palmatus Thunb. var. coptophyllus (A.Gray) Kuntze ex Koidz.
 高さが約2m程度になる落葉低木です。東日本の山地の日当たりのよい場所に普通に見られます。葉が3~5裂して紅葉に似ています。果実は黄色で黄苺とも呼ばれるようです。茎には棘が多い。
 東日本に分布するようです。
撮影:2008.5.3 新潟県
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 
筆者は果実をまだ見たことがありません。結構美味しいようなので味わってみたいです。
 
今月の花-2012.2.10-1
2012年2月10日23時42分
オキナワウラジロイチゴ Rubus utchinensis Koidzumi
 半蔓性の低木。日当りのよい山地に生えます。全株に褐色の毛が密生しています。葉は革質で卵形~卵円形、長さ4.5~8cmくらい。花は枝先の総状花序に多数集まって咲く。ホウロクイチゴ R. sieboldii とクワノハイチゴ R. swihoei var.  nesiotesの雑種とみなされているようです。
 沖縄の固有種です。  
撮影:2011.4.16 沖縄県名護市
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 自生地は限られているようです。

今月の花-2012.2.9-2-2
2012年2月9日 22時55分
アリサンバライチゴ阿里山薔薇苺) Rubus rosaefolius Smith var. formosanus Cardot
 日当たりの良い低地の林縁に生育する常緑の小低木です。株全体に柔らかい毛が密生し、葉の両面にも毛が生えています。葉は互生し、奇数羽状複葉ですが、リュウキュウバライチゴ R. rosaefolius subsp. maximowiczii に比べ、小葉は卵状楕円形で幅広いようです。花は、直径が3cm程度で白色。果実は赤熟します。
 与那国島、台湾に分布するようです。
撮影:2012.1.8 沖縄県与那国島
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 
遠くからはリュウキュウバライチゴに見え、植物に触れるまではわかりませんでした。
 
今月の花-2012.2.9-1
2012年2月9日 21時05分
クワノハイチゴ(桑の葉苺) Rubus neciotes Focks
 蔓性の低木です。葉は洋紙質で、卵形ないし卵状披針形、不斉歯牙縁、鋭頭または鋭尖頭で、長さは5~10cm程度です。
 沖縄島、久米島、石垣島、西表島に分布するようです。 
撮影:(左)2008.4.29、(右)2007.5.19 沖縄県国頭村
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 まだ完全に熟した果実を見たことが無いので、食べたことがありません。

今月の花-2012.2.4-2-2
2012年2月4日 22時55分
リュウキュウイチゴ琉球苺) Rubus grayanus Max.
 バラ科の低木です。樹高は1.5~2m程度になります。葉柄上には棘がありますが、無いものもあるようです。葉は卵形~卵状楕円形で、長さ3~10cm、幅4~6cm程度、鈍頭または鋭頭で、歯牙状鋸歯縁、まれに3浅裂する時もあるようです。果実は球形で橙黄色に熟します。
 屋久島、種子島、奄美、徳之島、沖永良部島、久米島、石垣島、西表島に分布するようです。
撮影:(左)2008.3.9、(右)2007.4.1 沖縄県国頭村
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 
沖縄ではこのイチゴが一番美味しいように思います。時々、熟期になると採取する人たちを見かけます。
 
今月の花-2012.2.4-1
2012年2月4日 23時30分
ホウロクイチゴ(焙烙苺) Rubus sieboldii Bl.
 半蔓性の常緑低木です。全体的に淡褐色の綿毛を有しています。茎は、初め、直立していますが、伸張すると先端は這います。全体に刺があります。葉は革質で互生し、単葉で広卵形、または円形で、長さ6~20cm程度になります。花は直径が3~4cm程度有り、葉腋に1~数個つけます。集合果は球形で赤く熟し、食べられます。本州西南部、四国、九州、中国に分布するようです。 
撮影:(左)2007.3.6、(右)2007.5.20 沖縄県国頭村
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 子供の頃、沖縄南部の野山を駆けまわり、食べたことがあります。その辺りではイチゴと言えばこれでした。

今月の花-2012.2.3-2-2
2012年2月3日 22時43分
リュウキュウバライチゴ琉球薔薇苺) Rubus rosaefolius Smith ssp. maximowiczii Focke
 バラ科の低木です。樹高は1~1.5m程度になります。茎には棘がたくさんあります。葉は奇数羽状複葉で、小葉は広披針形~卵形、鋭尖頭または鋭頭、重鋸歯縁です。花は直径5cm程度もあります。
 房州、紀州、四国、九州、沖縄県の各島、南朝鮮、台湾に分布するようです。


撮影:(左、右上)2007.1.28 沖縄県名護市、(右下)2008.2.24 沖縄県大宜味村
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 
沖縄ではまだまだ寒い季節ながら、道路沿い等でたくさん咲いているのを見かけます。
 
今月の花-2012.2.3-1
2012年2月3日 22時30分
ナワシロイチゴ(苗代苺) Rubus parvifolius L.
 蔓性の落葉低木です。しかし、沖縄では落葉はしてないようです。日当たりのよい原野や路側帯で時々見かけます。茎には棘がある。葉は3~5出複葉、あるいは繋がって三裂の場合もあるようです。
 日本、朝鮮半島、中国に分布するようです。 
撮影:2007.2.25 沖縄県大宜味村
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 花は開かないようです。

今月の花-2012.2.2-2-2
2012年2月2日 23時55分
ナガバモミジイチゴ長葉紅葉苺) Rubus palmatus Thunb var. palmatus
 バラ科の落葉低木です。樹高は2m程度になるようです。茎や葉には鈎形のトゲがあります。葉は互生し、長卵形で先は尖り、3~5裂しますが切れ込みの無いのもあるようです。花は直径3cm程度で、下向きに咲きます。果実は直径1~1.5cmの球状で、橙黄色に熟するようです。
 近畿以西、九州までの西日本、朝鮮、中国に分布するようです。
撮影:2011.4.6 福岡県
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 
空港近くの公園内で見られました。今度は果実を見てみ味わいたいです。
 
今月の花-2012.2.2-1
2012年2月2日 23時40分
クサイチゴ(草苺) Rubus hirsutus Thunb.
 バラ科の半常緑低木です。草丈は約40cm程度になります。茎や葉に腺毛と刺がある。茎や葉に毛と刺があります。葉は羽状複葉で、3~5枚の両面に毛のある小葉からなっています。
 本州、四国、九州、中国、朝鮮に分布するようです。 
撮影:(左)2011.4.6、(右)2011.4.5 福岡県
カテゴリー:バラ科 Rosaceae キイチゴ属 Rubus 
 
 沖縄から訪れた福岡はまだまだ寒く、サクラも満開でした。

今月の花-2012.2.1-2-2
2012年2月1日 23時50分
ホンゴウソウ(白錫杖) Sciaphila japonica Makino
 ごく小形の腐生の多年生植物です。全体的に褐色を呈しています。茎は極めて細く、高さ3~13cm程度になります。葉が鱗片状に有るようですが、肉眼では見分けることが出来ませんでした。
 本州 (関東以西)、四国、九州、種子島、屋久島、沖縄島、久米島、石垣島、西表島、魚釣島に分布するようです。
撮影:(左)2007.9.30、(右)2011.9.14 沖縄県国頭村
カテゴリー:ホンゴウソウ科 Triuridaceae ホンゴウソウ属 Sciaphila 
 
 
ルリシャクジョウの生えるイタジイとリュウキュウチクの森で一緒に生えていました。しかし、落ち葉に紛れていて、よく見回さないと見つかりませんでした。
 
今月の花-2012.2.1-1
2012年2月1日 23時30分
ヒナノシャクジョウ(雛の錫杖) Burmannia championii Thwaites.
 緑の葉を持たい白色小形の多年生腐生植物です。草丈は5~15cm程度。茎頂に頭状に花を数個つけます。花は白色で柄ありません。葉は鱗片状で疎らに互生しています。根茎は球状にふくらみ、ひげ根多数見られます。
薄暗い湿った広葉樹林内に生育します。
 本州 (関東以西)、四国、九州、屋久島、奄美大島、中国南部、マレーシア、インド、セイロンに分布するようです。 
撮影:2006.8.13 沖縄県国頭村
カテゴリー:ヒナノシャクジョウ科 Burmanniaceae ヒナノシャクジョウ属 Burmannia 
 
 今までに1回確認しただけで、なかなか見つかりません。