今月の花-2015.11.29
2015年11月29日1時40分
ヨメナ(嫁菜) Goodyera viridiflora Bl. var. ogaatai Liu et Su キク科 Polygonaceae ヨメナ属 Kalimeris
コヨメナに比べ茎はやや高く、葉は質ややうすく、頭花は大きく、痩果は大きく長さ3 mmに達し、冠毛の剛毛は数多くかつ長さ1/2㎜。2 n =63。奄美、徳、沖永、与論、沖縄。―日本(本州、四国、九州)、済州島。本種はオオユウガキク(2
n =72)とインドヨメナ(2n =53)との間の雑種であるという(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2015.10.20 沖縄県恩納村
撮影:2015.11.29 沖縄県恩納村
撮影:2015.10.20 沖縄県恩納村 撮影:2015.11.29 沖縄県恩納村
撮影:2015.10.20 沖縄県恩納村
撮影:2015.10.20 沖縄県恩納村
撮影:2015.10.20 沖縄県恩納村
左:インドヨメナ、右:ヨメナ
道路沿いの植え込みの中で生育していました。持ち込みなのかも知れません。インドヨメナと細部で少し違うようなのでヨメナではと思い掲載しています。冠毛がこちらの方がはっきりしていています。今まで撮影した物は、全てインドヨメナとしてありましたが、再確認の必要がありそうです。画像を変更・追加しました(11/30)。
今月の花-2015.11.28-2
2015年11月28日23時57分
インドヨメナ(印度嫁菜)(コヨメナ) Kalimeris indica (L.)Schultz
キク科 Polygonaceae ヨメナ属 Kalimeris
無毛またはやや無毛の多年生草本、根茎は地中を長く横走する。茎は直立分岐し高さ30~50 cm。 葉は倒披針状長楕円形~倒卵状長楕円形、長さ7~10 cm、幅 1.5~2.5 cm、鋭頭または鋭尖頭または鈍頭、漸尖脚で狭翼の柄となり、中部以上は粗牙歯縁、両面ともに無毛または微毛を有し、表面は辺縁に粗毛を有する。頭花は径 2.5 cm位で長柄上に単生し、散房状に疎着する。総包は半球形で幅 9 mm、長さ5 mm、包片は2~3列、外片は線状長楕円形、内片は狭長楕円形で背面には短粗毛を散生し、辺縁にはひげ毛がある。周縁花は1列で、花冠は長さ10 mm 位で淡青色。中心花の花冠は長さ3.5 mm位で微毛を密生する。痩果は扁平な倒卵状長楕円形、長さ2 mm位で短粗毛を布き、冠毛は不完全で数少く、鱗片状をなし長さ1/4mm。 2 n =53。沖縄、宮古。―南九州、台湾、南中国~印度(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2012.12.1 沖縄県南城市
撮影:2015.10.25 沖縄県宜野湾市
撮影:2015.10.30 沖縄県八重瀬町
撮影:2015.10.25 沖縄県宜野湾市
撮影:2015.10.30 沖縄県八重瀬町
撮影:2015.10.30 沖縄県八重瀬町
撮影:2015.10.30 沖縄県八重瀬町
撮影:2015.10.30 沖縄県八重瀬町
今月の花-2015.11.28-1
2015年11月28日23時50分
ミズヒキ(水引) Antenoron filiforme (Thunb.) Roberty et Vautier f. smaragdinum (Nakai ex
F.Maek.) H.Hara
タデ科 Polygonaceae ミズヒキ属 Antenoron 絶滅危惧IA類(沖縄県)
全株粗毛を有する多年生草本。茎は高さ30~90cm、単一または分岐し、内部は中空。葉は膜質、楕円形~長楕円形まれに卵形、倒卵形または広卵形、長さ6~15cm、急鋭尖頭,鋭脚。葉柄は長さ5~30mm。托葉は鞘状で長さ6~12mm、刺毛縁。総状花序は長さ20~40cm、きわめて狭長で疎花、長梗を有する。包は毛縁、 2花をつけ、間隔は6~2. 5mm、小包は狭長で透明、小花梗は長さ4mm。花被は帯紅色で下面の一方は白色を呈する。痩果は楕円形で長さ2. 5mm位。奄美、沖縄、石垣、きわめてまれ。一日本(北海道~九州)、中国、ヒマラヤに分布し基本種は北米に産する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2007.9.2 福岡県
撮影:2007.9.2 福岡県
撮影:2015.11.26 沖縄県大宜味村
撮影:2007.9.2 福岡県
撮影:2015.11.26 沖縄県大宜味村
撮影:2015.11.26 沖縄県大宜味村
撮影:2015.11.26 沖縄県大宜味村
沖縄でも漸く見つけました。沖縄では貴重種になっています。花はすで終わり、実になっていましたが掲載します。
今月の花-2015.11.19-2
2011年11月19日23時5分
ハチジョウススキ(八丈芒) Miscanthus condensatus Hack.(←Miscanthus sinensis Andersson var. condensatus (Hack.) Makino ) イネ科 Poaceae ススキ属 Miscanthus
基本種に比べ主として海岸に生え、一般に肥大で葉の幅広く、幅 1.5~4cmに達し、下面は粉白色で辺縁のざらつきは著しくない。各島。―日本、西南部、小笠原、比島 (バタン島)(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2015.11.3 沖縄県国頭村
撮影:2014.7.4 沖縄県石垣島
撮影:2011.10.2 沖縄県国頭村
撮影:2015.11.3 沖縄県国頭村
撮影:2015.11.3 沖縄県国頭村
撮影:2015.11.3 沖縄県国頭村
撮影:2015.11.3 沖縄県国頭村(下:ハチジョ
ウススキ 上:ススキ)
ハチジョウススキは崖のの上の風衝地に有りました。芒はススキより太く長いようでした(近くのススキを採取)。しかし、桑原の日本イネ科植物図譜には、ススキは8~15mm、ハチジョウススキは7~8mmと有るのでススキは未熟だったのか、また、両種とも再度測定比較する必要があります。沖縄のススキ属には、トキワススキもあるようで、県の絶滅危惧II類に上げられています。しかし、まだ見かけていません。
今月の花-2015.11.19-1
2015年11月19日22時50分
イトススキ(糸芒 ) Miscanthus sinensis Andersson. var. gracillimus Hitch. イネ科 Poaceae ススキ属 Miscanthus
全体やや小さく、葉は幅狭く幅 2~5 mm、各島。―基種とともに分布しているが南方に多い(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。茎は平滑で無毛、葉も両面とも平滑で無毛。葉鞘も平滑、鞘口に長い白い軟毛がある。花序は長さ約15cm、小穂は3.5~4mm、芒は直立史よじれし、11~12mm、苞穎には長い毛があ(桑原義晴
日本イネ科植物図譜参照)。
撮影:2011.11.16 沖縄県東村
撮影:2011.11.17 沖縄県名護市
撮影:2011.11.7 沖縄県宜野座村
撮影:2011.11.16 沖縄県東村
(左:イトススキ、右:ススキ)
撮影:2011.11.17 沖縄県名護市
撮影:2011.11.17 沖縄県名護市
撮影:2011.11.17 沖縄県名護市
葉のすごい細いススキが見られたので、調べてみるとイトススキというのがあることが判りました。
今月の花-2015.11.16
2015年11月16日23時00分
ススキ(芒、薄 ) Miscanthus sinensis Andersson.
イネ科 Poaceae ススキ属 Miscanthus
密に束生する多年生草本。稈は高さ100~150 cm、節を有し、緑色、無毛。根茎は短く、密に分岐する。葉は硬く、線形、扁平、幅 1~2 cm、
辺縁に細歯を有し著しくざらつき、緑色、中肋は白色。花序は長さ20~30 cm、短い中軸上に長さ10~30 cmの10個内外の総をやや密生し、 中軸は長さ総の半長以下。小穂は軸上の各節に2箇づつでて1個は長梗を1個は短梗を有し、長さ5~7
mm、披針形、鋭尖頭、帯汚黄色、有芒、基部に長さ7~12 mmの毛束がある。毛は白色または帯淡褐色。第1および第2頴はやや革質、鋭尖頭、第4頴の芒は長さ8
~15 mm。各島。―南樺太、南千島、日本各地、ウスリ、朝鮮、満州、台湾、中国、印度支那、比島、マレーシア(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2015.11.20 沖縄県伊平屋島
撮影:2015.11.16 沖縄県東村
撮影:2015.11.20 沖縄県伊平屋島
撮影:2011.11.9 沖縄県国頭村
撮影:2015.11.16 沖縄県東村
撮影:2011.11.9 沖縄県国頭村 撮影:2011.10.21 沖縄県東村
沖縄の野山は至る所ススキが満開です。穂の色に個体差があり、白銀色や赤銅色の物があり、日にかざしてみると輝くようです。
今月の花-2015.11.13
2015年11月13日23時20分
タイワンカワラケツメイ(台湾河原決明) Chamaecrista leschenaultiana (DC.) O.Deg.
マメ科 Fabaceae カワラケツメイ属 Chamaecrista
高さ50~150cmに達する1年生草本で根元付近は往々木質化する。葉は卵状長楕円形、長さ7~8 cm、幅3~3.5cm、小葉は8~24個、洋紙質、左右不相称、長さ1~2
cm、幅2~2.5mm、無毛、またはほとんど無毛で刺毛縁、真直または多少鎌曲し、葉柄は長さ3~7mmで中央部付近に大きな1個の密腺を有し、羽軸は溝を有し、有毛、鋸歯はなく、小葉柄はぼとんど0。総状花序は長さ3~10mm、腋生、通常並立、3~4花、
包は托葉状で長さ6~7 mm、小包は卵形、鋭頭、長さ2~5mmm。花は長さ7mm位、萼片は長さ6~7 mm、花弁は長さ8~9 mm。莢果は帯状で扁平、長さ3~4
cm、幅4 mm、10~12種子、種子は長さ4 mm、幅3.5mm。伊江、戦後帰化。―東南アジアの原産(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2015.11.3 沖縄南風原町
この写真は沖縄本島での撮影で、初めて見る植物なので、本島へ入ったのは最近なのかも知れません。
今月の花-2015.11.12
2015年11月12日19時25分
アケビドコロ(木通野老?)Dioscorea pentaphylla L.
ヤマノイモ科 Dioscoreaceae ヤマノイモ属 Dioscorea 絶滅危惧IA類(沖縄県)
長さ1~1.5 mの塊根を有する多年生草本。茎は有稜で多少刺があってしばしばムカゴを生じ、黄褐色の密毛を有する。葉は5(3)個の小葉からなる掌状複葉、膜質、透明の腺がある。小葉はやや披針形、鋭尖状急,鋭尖頭、狭脚、両面に多少褐毛があり、長さ7~15
cm。葉柄は長さ5~15 cmで黄褐色の密毛を有する。雄花序は複生して長く、1~2個の枝を有し、花軸と小花梗には密毛がある。花は小形でやや密生し、小包と同長またはやや長く、大きさは変化多く、無柄または短柄を有する。花被は6裂してやや肉質、裂片はやや円錐状に接合する。雄芯は3個は完全であるが残りの3個は不完全で花被片の基部についてきわめて短い。退化子房は大きく、円錐状で、全縁、雄芯から抽出する。雌花は幅
3 mm位で雄花より著しく大きく、退化雄芯は6個、子房は密毛を有し、花柱は短く、柱頭は3個。室眼は無毛または微毛を有し、長楕円形、長さ2~2.5
cm。 沖縄。―印度~マレーシア、ポリネシア(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2015.11.9 沖縄県今帰仁村
撮影:2015.11.9 沖縄県今帰仁村
撮影:2015.11.9 沖縄県今帰仁村
撮影:2011.11.10 沖縄県今帰仁村
撮影:2011.11.10 沖縄県今帰仁村
撮影:2015.11.9 沖縄県今帰仁村
撮影:2015.11.11 黄丸:退化した雄しべ。白い部分:柱頭
撮影:2015.11.9 沖縄県今帰仁村
撮影:2015.11.9 沖縄県今帰仁村
撮影:2015.11.9 沖縄県今帰仁村
柱頭は3つに分岐した後、さらに2つに分岐していました。
日本には雄株ないとの情報もあります(p-www.iwate-pu.ac.jp/~hiratsuk/yamanoimo/pentaphylla/photos.html)。そうなると琉球植物誌の記載は外国の物を見て記載したのだろうか?今後、雄株が出現しないか気をつけて見たいと思います。しかし、雄株がないとなると、塊根が食用になるようなので、先史代に沖縄に入ってきたと考えられないだろうか?また、沖縄の物は
var. papuana に相当するのではともあるので、原著を読んでみたいと思います。
今月の花-2015.11.6
2015年11月6日21時50分
ヒナヨシ(雛葦?)Arundo formosana Hack .
イネ科 Poaceae ダンチク属 Arundo
通常断崖などから下垂する多年生草本。稈は木質状で硬く、疎に分岐し、長さ50~100 cm、径 2~5 mmに達する。葉は線形、長さ10~20
cm、幅 5~15 mm、長鋭尖頭、円脚、粉緑色、主脈はなく、両面は無毛平滑、辺縁はざらつく。鞘は多数の隆起した縦条を有し口部とともに無毛。葉舌は長さ2
mm 位。円錐花序は狭長、長さ10~30 cm、やや密に小穂をつけ下部のもので長さ5 cm 位、軸は中軸とともに無毛、小穂は狭披針形、長さことともに7~8
mm、包頴は同形、狭披針形、3脈、長鋭尖頭、通常小穂より短く、長さ3~6 mm、護頴は狭披針形、3~5脈、薄膜質、長さ4 mm 位で先端に3
~ 4mmの芒がある。葯は線形、長さ1.8 mm。 西表。―台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2011.11.27 沖縄県西表島
撮影:2011.11.26 沖縄県西表島
撮影:2008.3.15 沖縄県西表島
撮影:2008.5.26 沖縄県西表島
撮影:2011.11.27 沖縄県西表島 撮影:2011.11.26 沖縄県西表島
ほとんどが崖などに垂れ下がるように生育しています。
今月の花-2015.10.5-2
2015年11月5日23時8分
タカサゴチク(高砂竹)(タカサゴダンチク) Arundo donax L. var. coleotricha Hack.
イネ科 Poaceae ダンチク属 Arundo
若い葉鞘部に密毛がある。沖縄。―台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2015.10.30 沖縄県南風原町
茎や花房にも長毛が密生しています。沖縄にはダンチク、タカサゴチク以外に、ムラサキダンチクがあるようですが見つけることが出来ません。
今月の花-2015.11.5-1
2015年11月5日22時30分
ダンチク(暖竹) Arundo donax L.
イネ科 Poaceae ダンチク属 Arundo
密に束生する低木状多年生草本、根茎は短大。稈は太くやや木質状で高さ2~6 m、径 2~4 cm、疎に分岐する。葉は多数で扁平、長さ30~70 cm、幅 2~7 cm、長漸尖頭、耳脚、著しい2列生、粉緑色、厚質、辺縁はざらつく。円錐花序は直生し狭長、長さ30~60 cm、密花、赤紫色、枝は多数で上向する。小穂は多数で密集し長さ8 ~12 mm、包頴は同形で狭披針形、3脈、鋭尖頭、竜骨をかぎ、長さ8 ~10 mm、護頴は長さ約7~10 mm、披針形で3~5脈、先端は2歯、背面下方に長白毛を有し歯間から長さ1 ~3 mmの芒を出し、基盤は広卵形、両側上方に長さ1.5~2 mmの毛があり、内頴は長さ護頴の1/2~2/3。葯は長さ2.5~3 mm。各島。―日本(関東以西南)、台湾、南中国~印度、地中海沿岸。なお葉の斑入品はフイリダンチク(var. versicolor (Mill.)Stockes (1812) - A. Donax var. variegata Vilm. (1863)と称して庭園に栽培する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2015.10.21 沖縄県大宜味村
撮影:2015.10.15 沖縄県国頭村
撮影:2015.10.15 沖縄県国頭村
撮影:2015.10.31 沖縄県大宜味村
撮影:2015.10.31 沖縄県大宜味村
撮影:2015.10.31 沖縄県大宜味村
撮影:2015.10.31 沖縄県大宜味村
撮影:2015.10.31 沖縄県大宜味村
沖縄のあちこちで、まるで竹のようにすくっと伸びて花を咲かせています。
今月の花-201 5.11.2-2
2015年11月2日23時12分
リュウキュウハイノキ(琉球灰の木)(ニイタカハイノキ) Symplocos okinawensis Matsum.
ハイノキ科 Orchidaceae ハイノキ属 Symplocos
常緑の小高木、2年枝は紫褐色で無毛、1年枝は褐色ではじめ銹色の圧粗毛を密布し径1 mm位。葉は披針形~披針状長楕円形または披針状楕円形、長さ4~6 cm、幅1~2 .5 cm、 鋭尖頭、鋭脚、浅微鋸歯縁、うすい革質、両面ともに無毛、中肋は両面に凸出し、側脈は細くやゝ不明。葉柄は長さ2~4 mmで無毛又は上面の溝に微毛がある。腋生の葉散花序は長さ1 cm位で 3~5 花をつけ、花軸、小梗、萼と小包の外面には短毛を密生し、小包は卵円形、鋭頭、長さ1mm位、小梗は長さ1~2 mm、萼は径2 mm位で5浅裂し、裂片は3角状半円形、長さ0.5 mm位、花冠は白色、長さ3 mm位。果実は卵状長楕円形、長さ7~10 mm、幅5 mm位、表面には長毛を散生する。沖縄。―台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2012.1.11. 沖縄県国頭村
撮影:2012.1.11 沖縄県国頭村
撮影:2015.10.20 沖縄県国頭村
撮影:2015.10.20 沖縄県国頭村
撮影:2015.10.20 沖縄県国頭村 撮影:2015.10.20 沖縄県国頭村
森の中で花の少ない時期に咲き始めます。
今月の花-2015.11.2-1
2015年11月5日22.時25分
コウシュンシュスラン(恒春繻子蘭) Anoectochilus koshunensis Hayata
ラン科 Orchidaceae キバナシュスラン属 Anoectochilus
絶滅危惧IA類(環境省)、絶滅危惧IB類(沖縄県)
多年生地上蘭。茎は高さ(花序とともに)16 cm、基部の径3 mm 位、,中央部以上に鞘状鱗片がある。花茎は有毛。葉は茎の中央部付近に3~4個を生じ、有柄、卵円形、長さ2.5 cm、,幅1.8 cm位、鈍頭状鋭頭、円脚で下端は葉柄に延下し、無毛、乾けば上面は褐色、下面は赤紫色、5脈、上面に美しい黄金色の網状紋がある。葉柄は長さ1.5 cm 位で下部2/3は抱茎。穂状花序は長さ4.5 cm位、 5~6花、花柄(茎の無葉の部分)は長さ7 cm位で2~3個の包がある。花の下部の包は卵形、帯赤色、長さ7 mm、幅3~4 mm、微凸状鋭尖頭、1脈、有毛花はほとんど無柄。萼片は長さ不同、上方萼片は広卵円形、幅5 mm、微凸端、1脈,外面は有毛、著しい凹面をなし花弁と合着しボート形、側片は斜長楕円形、長さ8 mm、幅4 mmm、鈍頭、外面は有毛。花弁は透明質、斜半倒卵形、萼片よりやや短い。唇弁は長い距を有しY字形、中片は長さ3 ~4 mmでひげ毛を有せず全縁の広い翼状の裂片を有し、舷部は2裂し、裂片は約45°の角度に開き斜長楕円形で長さ8mm位。芯柱は長さ3 mm位。石垣、西表、 沖縄 。-台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用) 。
撮影:2015.10.15 沖縄県国頭村
撮影:2012.10.10 沖縄県国頭村
撮影:2012.10.12 沖縄県国頭村
撮影:2012.10.12 沖縄県国頭村
撮影:2011.11.5 沖縄県国頭村
撮影:2011.11.5 沖縄県国頭村
琉球植物誌には沖縄本島は分布域に入ってなかったので付け加えました 。10月が開花時期ですが掲載しました。
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