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今月の花-2015.7.28-2
2015年7月28日22時07分 |
シマユキカズラ(漢字不明) Pileostegia viburnoides Hook. f. et Thorns.
アジサイ科 Hydrangeaceae シマユキカズラ属 Pileostegia |
よじ登る常緑の低木で高さ15mに達し、全株無毛、小枝は褐色。葉は革質、披針形~楕円形または倒卵状長楕円形、長さ10~15cm、幅2.5~6
cm、鋭尖頭、くさび脚、全縁(若木の葉には往々疎鋸歯がある)、表面は暗緑色で光沢があり、下面は淡色、葉柄は長さ1~3 cm。円錐花序は長さ7~10
cm、幅15 cmに達し、小梗は長さ1~3mm、花は時やや球形、径4mm、萼片は3角形、花弁は卵形、花糸は波状縁、長さ4~5 mm、花柱は長さ1
mm。室果は倒円錐形、長さ2~3 mm、 種子は長さ1mm。奄美、徳、沖縄、久米、石垣、西表。―台湾~ヒマラヤ(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
.JPG) 撮影:2015.7.28 沖縄県国頭村
 撮影:2015.7.28 沖縄県国頭村 |
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撮影:2011.9.8 沖縄県西表島
撮影:2010.12.3 沖縄県国頭村 |
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.JPG) 撮影:2015.7.28 沖縄県国頭村

撮影:2014.11.13 沖縄県国頭村 |
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高い木に這い上って咲くので、なかなか見ることが出来ません。しかし、偶然に林道沿いで生育しているのを見つけました。
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今月の花-2015.7.28-1
2015年7月28日21時55分 |
ホウライムラサキ(蓬莱紫) Callicarpa formosana Rolfe
シソ科 Lamiaceae ムラサキシキブ属 Callicarpa 絶滅危惧Ⅱ類(環境省)、絶滅危惧IA類(沖縄県) |
高さ3~5 mに達する低木、小枝には黄褐色の柔毛を布く。葉は対生、卵状長楕円形、楕円形または長楕円状披針形、長さ5~17 cm、幅3~9 cm、鋭尖頭または短鋭尖頭、鋭税脚~円脚、微鋸歯縁、洋紙質、側脈は8~9対で細脈とともに下面に突出し、上面は短粗毛を密生し多少ざらつき、下面は黄褐色の星毛と黄色に光る細点を密布する。腋生の集散花序はやや球形で径4~5
cm、密花、星状柔毛を布き、萼は椀状で5歯を有し長さ1 mm位、外面は柔毛を布き、花冠は漏斗状で径1.5 mm位、花頭は長さ0.5 mm位、裂片は卵円状で長さ0.5
mm位、雄芯は著しく抽出し長さ3 mm位、葯は楕円形で長さ1 mm位、花柱は長さ4 mm位。果実は球形、径3 mm。 沖縄(クール山)。―台湾、比島(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
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撮影:2015.7.28 沖縄県読谷村 |
撮り立てほやほやです。何年も前から見たいと思っていました。今は果実の時期です。花は来年撮影します。
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今月の花-2015.7.21
2015年7月21日22時40分 |
ミフクラギ(目脹ら木、オキナワキョウチクトウ) Cerbera lactaria Ham.
キョウチクトウ科 Apocynaceae ミフクラギ属 Cerbera |
全株無毛の小高木、枝は輪生して太く、葉印は著しく、小枝は太く径5~10 mm、,髄は大形。葉は互生で枝の先端付近に束生し、長さ12~25 cm、線状倒披針形~長楕円状倒披針形、急鋭尖頭、漸尖脚、全縁、側脈は中肋と70~80°の角度に出て20対以下で葉縁付近で急に上向し前方の脈と連絡し、細脈は下面で不明、表面は深緑色で光沢があり、下面は淡色。葉柄は長さ2~4 cm。頂生の円錐花序は平頂で長さ15~20 cm、総花梗は丈夫で長さ6~10 cm、包は長楕円形で長さ1 cm位、鋭頭で早落性、萼裂片は倒披針状卵形~長楕円形で鋭頭、長さ8~25 mmで反曲し、花は白色で盆形をなし径5 cm位、花筒は細長く長さ3~3.5 cm、径2 mm位、上方1/3は急に3角状に拡大して舷部に移行し、喉部内面には密接して5個の有毛の縦翼があり、花冠裂片は歪状倒卵形で長さ2.5 cm位、鈍頭、小花梗は太く長さ1 cm位、花糸はきわめて短い。果実は楕円形~卵状長楕円形、長さ6~10 cm、緑色、平滑、中果皮は繊維質に富み、海水に浮かび散布する。各島。―台湾、南中国~印度, マレーシア。―本種は C. Manghas L. に比べ花筒は細長く、裂片は長く、喉部は紅色、実は球形とならず、葉の側脈は20対以下で区別される(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
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撮影:2014.5..12 沖縄県東村 |
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撮影:2015.6.7 沖縄県名護市 |
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撮影:2006.8.24 沖縄県大宜味村 |
そろそろ花は終わるのかも知れません。実は赤く熟します。しかし、有毒なので注意が必要です。
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今月の花-2015.7.20-2
2015年7月20日13時10分 |
バリバリノキ(漢字不明、アオカゴノキ,ナントウダモ ) Litsea acuminata (Blume) Sa.Kurata [Actinodaphne acuminata (Blume)
Meisn.]
クスノキ科 Lauraceae ハマビワ属 Litsea |
高さ20m、直径80 cmに達する常緑の中高木。樹皮は帯紫赤黒色でやや平滑。葉は披針形~長楕円状披針形、うすい革質、長さ20cm、表面は濃緑色、裏面は青白色で多少微毛があるかまたはほとんど無毛で葉脈の隆起が著しい。葉柄は長さ1~3
cm。腋生の傘形花序は長さ5~10mmの柄がある。果実は楕円形、黒熟し、長さ1.5cm位、内に1個の大きな種子を有する。奄美、徳、沖縄、伊平屋、久米、石垣、西表、与那国。―日本(関東地方~九州)、台湾(琉球植物誌追加訂正版
初島住彦著から引用)。 |
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撮影:2015.7.18 沖縄県国頭村 |

林道沿いで咲いていたのを花仲間のT.Mさんが見つけて、初見ながら「バリバリノキでは」と言うので、早速スマホで検索。正解! 彼の博識に関心脱帽です。木の花の少なくなった時期なので嬉しい山行きでした。
追記(9/19):ハマビワ属の学名はListeaのようなので変更しました。
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今月の花-2015.7.20-1
2015年7.月20日12.時5分 |
クロムヨウラン(黒無葉蘭) Lecanorchis nigricans Honda
ラン科 Orchidaceae ムヨウラン属 Lecanorchis 絶滅危惧IA類(沖縄県) |
無葉の腐生蘭、高さは30cm程度になり。茎は黒色を呈し、硬く、三角形の2~3mmの鱗片を数個有する。先端の今年枝の部分は黄色味を帯びたクリーム色で総状花序をなす。花弁はクリーム色。唇弁は白色で先端は淡い紫色を呈し、縁片は波打ち短毛状となる。花柱部分も白色を呈している。本州、九州、奄美、沖縄島、西表島、台湾。 |
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撮影:2015.6.29沖縄県国頭村
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撮影:2015.6.29 沖縄県国頭村 |
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撮影:2015.7.2 沖縄県国頭村
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撮影:2015.6.29 沖縄県国頭村
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撮影:2015.6.29 沖縄県国頭村
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撮影:205.7.2 沖縄県国頭村
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早朝から開き10時頃には閉じるようである。周りには5,6株が生育していました。しかし、開花はこの株だけでした。沖縄の森には、栄養源を森に依存する不思議な植物も存在するので、環境を壊さないで大事にしたいですね。
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