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今月の花-2016.1.24
モチノキ(黐の木) Ilex integra Thunb.
モチノキ科 Aquifoliaceae モチノキ属 Ilex |
高さ15 m 直径30~40 cmに達する常緑の小高木、樹皮は灰緑色、小枝はやや太く有稜。葉は革質、倒卵状披針形、鈍頭、鋭脚又はくさび脚、長さ5~8 cm、 幅2~3.5 cm、側脈は不明。葉柄は長さ7~12mm。花は雌雄異株、黄緑色、径8
mm。雌花は1~2 個。雄花は数個づつ葉腋に束生または単生、花梗は長さ5~10mm。果実は球形、赤熟、径1 cm、果梗は長さ4~10mm。各島。―日本
(東北地方~九州)、 南鮮、台湾(紅頭嶼)(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
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撮影:2016.1.16 沖縄県うるま市
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撮影:2012.1.27 沖縄県東村 |
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撮影:2014.2.8 沖縄県伊平屋島
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撮影:2016.1.16 沖縄県うるま市 |

果実については、私自身がクロガネモチやシロミミズとの混乱があるようなので省いています。
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今月の花-2016.1.23
オキナワコウバシ(沖縄香ばし、オキナワヤマコウバシ) Lindera communis Hemsl. var. okinawensis Hatus.
クスノキ科 Lauraceae クロモジ属 Lindera 絶滅危惧IA類(環境省)、準絶滅危惧(沖縄県) |
高さ3~5mの常緑の小高木、若枝ははじめ伏毛を散生するが後には無毛となる。葉は倒披針状楕円形、長さ4~8 cm、幅2~3 cm、 短鋭尖頭、鋭脚、上面は無毛、下面にははじめ脈上に伏毛を布くがやがて無毛となり灰白色、側脈は4~5対、下面で隆起し、網脈は著しい。葉柄は長さ5~6mmではじめ伏毛がある。花は1~2月頃葉腋にでて、傘形状、径2~2.5
mm。総梗は長さ2~3 mm、小梗は長さ2mm(果時4~5mm)、ともに有毛。果実はやや球形で径6mm位。沖縄、石垣。―固有、なお基本種タイワンコウバシは台湾と南中国に産し、本変種に比べ一般に毛が多く傘形花序は無梗である(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
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撮影:2016.1.23 沖縄県うるま市 |

グリーンがかったあまり目立たない花です。「香ばしの」の名前なので、良い香りのする植物かと思っていましたが匂いはしていませんでした。情報を頂いたNさんとWさんに感謝いたします。南部にも有るようですが見つける事が出来ませんでした。
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今月の花-2016.1.19
ヒサカキ(柃、ホソバヒサカキ) Eurya japonica Thunb. var. japonica
ツバキ科 Theaceae ヒサカキ属 Eurya |
高さ 2~10m位に達する低木または小高木で全株無。冬芽は無毛で長さ 3~6 mm。1年枝は有稜、緑色、無毛。葉は革質、楕円状長楕円形~長楕円状広披針形、長さ 3~8 cm、幅1~3 cm、鋭頭または短鋭尖頭で鈍端または微凹端、下面は帯黄緑色、側脈は不明。葉柄は長さ 2~5 mm。花は葉腋に1~3個、白色、径 5~6 mm。小花梗は有節、長さ1~3 mm。萼片は円形、花弁の約半長。花弁は卵形。花柱は花弁より短く、3~4裂。液果は球形、黒熟、径5 mm。喜界、奄美、徳、沖永、与論、沖縄群島、石垣、西表。―日本(陸中以南各地)、 南鮮、?台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
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撮影:2016.1.19 沖縄県北谷町
撮影:2016.1.19 沖縄県北谷町 |
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撮影:2016.1.19 沖縄県北谷町.JPG)
撮影:2016.1.19 沖縄県北谷町 |
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撮影:2013.11.20 沖縄県伊平屋島
 撮影:2016.1.19 沖縄県北谷町
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撮影:20113.1.25 沖縄県国頭村 |

5mm程度の花が樹一杯に付く。例に漏れず、この種も花は小便臭い。この種は、酸性土壌に生育するようであるが、今回、北谷町でも生育していたので土壌分布的に興味深い。
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今月の花-2016.1.15
オオシロショウジョウバカマ(大白猩々袴) Helonias leucantha (Koidz.) N.Tanaka
シュウロソウ科 Melanthiaceae ショウジョウバカマ属 Helonias 絶滅危惧IB類(環境省)、絶滅危惧II類(沖縄県) |
多年生草本、根茎は太く直立する。葉は9~10枚根生し、倒披針形、長さ10~25 cm、幅 1.5~3.5 cm、鋭頭微凸状針頭、基部は次第に狭くなって長柄となり、全縁、膜質。花茎は長さ7~27cm、上向し、下方には数個の小形の葉を上方には多数の鱗片葉を有する。小形葉は線状倒披針形、長さ5~7
cm、鱗片葉は薄膜質でほとんど鱗状。花は総状に7~20個つき、白色、小梗は長さ10~14 mmで無毛、花被片は6個、倒披針状へら形,長さ18~20
mm、幅 4 mm、鈍頭状鋭頭、漸尖脚、雄芯は6個で花被片より著しく抽出し、子房は無毛。沖縄、西表。―固有。本種はおそらく台湾の H.acutifolia Hay. とは別種ではないかも知れない(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
.JPG) 撮影:2011.1.16 沖縄県国頭村
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撮影:2012.2.1 沖縄県名護市 |
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撮影:2012.1.28 沖縄県国頭村
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撮影:2012.2.1 沖縄県名護市
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撮影:2012.1.28 沖縄県国頭村
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撮影:2015.1.31 沖縄県国頭村 |

山奥の湿り気のある斜面などに生育します。少し薄暗い林内で白色の花を見付けたときは感動します。
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今月の花-2016.1.12-2
撮影:2015.11.29 沖縄県国頭村 |

基本種のアマミヒサカキを見つけてないので、共通と思われるところを青文字で転載しました。花はかわいらしいのですが、小便臭いのが気になります。
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今月の花-2016.1.12-1
2016年1月12日14時50分 |
イタチハギ(鼬萩、クロバナエンジュ) Amorpha fruticosa L.
マメ科 Fabaceae イタチハギ属 Amaorpha |
樹木の高さは1-4mほどになる夏緑低木(沖縄では常緑?)で、葉は互生し、6~12対の長楕円形小葉からなる奇数羽状複葉。花期は夏(沖縄では不定期に咲くのか?)で、茎の頂部に長さ6~20cmの黒紫色をした多数の穂状花序をつける。花は両性で、果実の大きさは約1cm。道端でみられたが、幅広い環境に生育するするようである。北アメリカ、メキシコを原産とするようであるが、高温や乾燥に強く、日本各地に野生化しているようである。日本には韓国から1912年に初めて導入されたようであるが、戦後。緑化や観賞用として本格的に輸入され、法面緑化等にも利用されたようである。 |
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撮影:2007.6.11新潟県佐渡
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撮影:2015.4.14 沖縄県伊平屋島 |
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撮影:2016.1.11 沖縄県沖縄市 |

沖縄市では基地のフェンス沿いにわずかに生育している。伊平屋島では我喜屋ダムと他一カ所で見かけた。沖縄島では国頭村の林道でわずかに生育してるが、今の所、それ程多くはない。
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今月の花-2016.1.10-2
2016年1月10日22時07分 |
ダイトウシロダモ(大東白梻) Neolitsea sericea (Blume) Koidz. var. argentea Hatus.
クスノキ科 Lauraceae シロダモ属 Neolitsea 絶滅危惧IB類(環境省)、準絶滅危惧(沖縄県) |
日本の固有変種で、沖縄県の南北大東島に分布しています。常緑の10mに達する高木です。葉は白ダモより薄く、果実は白ダモより大きく、長さ15~18mmの倒卵形をしています。 |
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撮影:2010.2.11 沖縄県北大東島
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撮影:2010.2.11 沖縄県北大東島
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撮影:2007.8.19 沖縄県北大東島 |

南大東島の低地にある大東神社には自然林内があるようです。しかし、私は南大東島出身ですが、子供時代には見たことがあるのかも知れませんが記憶にありません。帰省する時に確認してきます。南大東での画像は、我が家の裏に自然に生えてきた物を撮影しました。
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今月の花-2016.1.10-1
2016年1月10日9.時30分 |
キンショクダモ(金色梻) Neolitsea sericea (Blume) Koidz. var. aurata (Hayata) Hatus.
クスノキ科 Lauraceae シロダモ属 Neolitsea 絶滅危惧II類(環境省)、絶滅危惧IB類(沖縄県) |
基本種に比べ葉の下面に黄金色の絹毛を密布する。徳之島,西表。―日本
(小笠原, トカラ列島の宝島),台湾(紅頭嶼), 南中国(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
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撮影:2016.1.2 沖縄県国頭村
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撮影:2016.1.2 沖縄県国頭村
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撮影:2016.1.2 沖縄県国頭村 |
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撮影:2016.1.3 沖縄県国頭村
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撮影:2016.1.2 沖縄県国頭村
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撮影:2012.2.5 沖縄県西表島
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撮影:2012.2.5 沖縄県西表島 |
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撮影:2016.1.3 沖縄県国頭村 |
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琉球植物誌には分布は西表だけになっていましたが、国頭村で、開花時期でも葉の裏が金色の密毛に覆われている物を発見したのでキンショクダモとしました。
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