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今月の花-2013.10.31-2
2013年10月31日22時45分 |
リュウキュウウロコマリ(琉球鱗毬) Lepidagathis inaequalis C. B. Clarke ex Elm.
キツネノマゴ科 Plantaginaceae ウロコマリ属 Lepidagathis |
多年生草本、茎は分岐し、高さ10~20 cmに達し、直立するかまたは下部は倒伏し節部から下根し、方形、無毛。葉は対生、卵形または狭卵形、長さ3~6
cm、幅1.5~3 cm、鋭尖頭鈍端またはやゝ、鈍頭、やゝ円脚、全縁、両面ともに無毛、表面は深緑色で光沢があり、下面は淡色でやゝ光沢があり、側脈は4~5対で葉縁近くで上方に著しく湾曲する。葉柄は長さ1~2
cmで無毛。穂状花序は通常頂生で1~3出、無柄、円筒状で密花、長さ2~3cm、径5~6 mmで上向し、包と小包は披針形、長さ4~5 mm、尾状鋭尖頭、辺縁は透明でなく、上方の外面は微毛と少数の腺毛を有し1脈または不明の3脈があり、萼は5裂し内3個は大型で披針形をなし、3脈を有して腺毛を散生し、他の2個はやゝ小形で線状披針形をなし無毛、1脈を有し針状鋭尖頭、花冠は抽出せず、長さ4.5
mm、白色、外面は無毛、筒部は長さ2mm、 喉部はやゝ狭くなり内面には逆毛を疎生し、舷部は2唇形をなし、上唇は楕円形で長さ2 mmとなり円頭、下唇は3裂し、裂片は長さ2mmで長楕円形、雄芯は4個、花糸はやゝ粗毛を散生し葯と同長またはやゝ長い。沖縄、宮古、石垣、西表。―比島(琉球植物誌追加訂正版
初島住彦著から引用)。 |
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撮影:2007.2.17 沖縄県西表島
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撮影:2007.2.17 沖縄県西表島
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撮影:2007.2.17 沖縄県西表島 |
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撮影:2008.5.27 沖縄県石垣島
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撮影:2008.1.13 沖縄県西表島 |

しっかり撮れてなくてすみません。小さな目立たない花です。年中開花があるのではないかと思います。葉は葉脈に沿って少し白くなるので観葉植物のようです。
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今月の花-2013.10.31-1
2013年10月31日22時07分 |
ウロコマリ(鱗毬) Lepidagathis formosensis C.B. Clarke ex Hay.
キツネノマゴ科 Plantaginaceae ウロコマリ属 Lepidagathis |
直立性の多年生草本。茎は直立分岐し高さ30~60 cm、径3 mm位となり、やゝ円く4条がある。幼部をのぞき無毛。葉は対生、菱形状卵形~卵状披針形、長さ6~10
cm、 幅2.5~4 cm、長鋭尖頭、漸尖脚、全縁まれに粗細牙縁、洋紙質、側脈は6~7対、上面は無毛で多少光沢があり、下面は脈上に微毛ある外は無毛。葉柄は長さ1~1.5
mm、上方は多少有翼で葉の基部との界は明らかでない。頂生の穂状花序は1~3出、円錐状で長さ1~1.5 cm、包と小包は狭披針形で芒状鋭尖頭、長さ3~4
mmで、1肋を有し、背面には微毛を密生し、辺縁には縁毛があり、 萼は5深裂、長さ5 mm、裂片は狭披針形で芒状長鋭尖頭、背面には微毛を有し、辺縁にはまつ毛があり、花冠は抽出せず、長さ5
mm位で白色、筒部は長さ3.5 mm 位、舷部は2唇形で外面と喉部は有毛、上唇は倒卵形で長さ2mm、下唇は3裂し裂片は長さ2 mm 位、雄芯は4個。室果は細長い円筒形で鋭尖頭、長さ5
mm、種子は2個で扁球形、径1mm 位。沖縄群島、石垣、西表、,―台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
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撮影:2011.10.26 沖縄県名護市
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撮影:2007.1.20 沖縄県名護市
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撮影:2011.10.26 沖縄県名護市 |
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撮影:2007.1.20 沖縄県名護市 撮影:2011.10.26 沖縄県名護市 |
小さな花ですが,よく観察するとキツネノマゴ科で有ることが何となく判ります。 |