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今月の花-2014.2.25-2
2014年2月25日 23時50分 |
ナカハラクロキ(中原黒木)(クロキ) Symplocos lucida(Thunb. )S. et Z.
ハイノキ科 Symplocaceae ハイノキ属 Symylocos |
緑の小高木で全株無毛、樹皮は帯黒色で平滑、 2年枝は褐紫色、 1年枝は太く黄緑色で著しい稜角があり、冬芽は長さ5~1Omm。葉は倒卵状楕円形、倒披針状長楕円形、長楕円形まれに卵状楕円形または卵状長楕円形、長さ3~8
cm、幅1~4 cm、革質、鈍頭または急短鋭尖頭鈍端、鋭脚、疎な微鈍鋸歯縁またはときとしてやゝ全縁、乾けば黄緑色、 側 脈は4~5対でやゝ不明、中肋は両面に突出する。葉柄は長さ3~10
mm。集散花序は腋生、密花、長さ1 cm内外、 花軸、小使は無毛または多少有毛、小包は長さ2mm位、小便は長さ1 mm位、萼は5深裂し長さ2mm位。花冠は淡黄白色で径8
mm位、裂片は長さ3 mm位、雄芯は長さ4mm位、葯は長さ0.5 mm、花柱は長さ3mm位。果実は長楕円状楕円形、長さ6~10 mm、 黒熟し先端に宿存萼がある。各島。―日本、台湾。―奄美大島以南のものは葉の小さいナカハラクロキ型の
ものが主である(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2014.2.8 沖縄県伊平屋島
撮影:2011.12.28 沖縄県名護市
撮影:2013.11.20 沖縄県伊平屋島 |
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撮影:2012.1.2 沖縄県名護市
撮影:2014.2.9 沖縄県伊平屋島 |
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撮影:2014.2.9 沖縄県伊平屋島
撮影:2014.2.9 沖縄県伊平屋島 |
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樹一杯に白い小花が咲いているのも見事です。1月から咲いている花を載せています。
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今月の花-2014.2.25-1
2014年2月25日21時15分 |
リュウキュウハイノキ(琉球灰の木)(ニイタカハイノキ) Symylocos okinawensis Matsum.
ハイノキ科 Symplocaceae ハイノキ属 Symylocos |
常緑の小高木、2年枝は紫褐色で無毛、 1年枝は褐色ではじめ銹色の圧粗毛を密布し径1 mm位。葉は披針形~披針状長楕円形または披針状楕円形、長さ4~6 cm、幅1~2 .5 cm、 鋭尖頭、鋭脚、浅微鋸歯縁、うすい革質、両面ともに無毛、中肋は両面に凸出し、側脈は細くやゝ不明。葉柄は長さ2~4 mmで無毛又は上面の溝に微毛がある。腋生の葉散花序は長さ1 cm位で 3~5 花をつけ、花軸、小梗、 萼と小包の外面には短毛を密生し、小包は卵円形、鋭頭、長さ1mm位、小梗は長さ1~2 mm、萼は径2 mm位で5浅裂し、裂片は3角状半円形、長さ0.5 mm位、 花冠は白色、長さ3 mm位。果実は卵状長楕円形、長さ7~10 mm、幅5 mm位、表面には長毛を散生する。沖縄。―台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2011.1.11 沖縄県大宜味村
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撮影:2011.1.11 沖縄県大宜味村
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撮影:2011.1.11 沖縄県大宜味村 撮影:2011.1.11 沖縄県大宜味村 |
小さな清楚な花です。 |
今月の花-2014.2.24-2
2014年2月24日 23時10分 |
シロバナサクラツツジ(白花桜躑躅) Rhododendron Tashiroi Maxim. f. leucanthum Masamune
ツツジ科 Ericaceae ツツジ属 Rhododendron |
シロバナサクラツツジ 基本種に比べ花は白色。奄美,沖縄。元来サクラツツジの花は淡紅白色で純白品との界が明らかでない場合がある(琉球植物誌追加訂正版
初島住彦著から引用)。 |
撮影:2011.1.1 沖縄県国頭村
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撮影:2012.1.25 沖縄県国頭村 |
撮影:2013.2.20 沖縄県大宜味村 |
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撮影:2012.1.11 沖縄県大宜味村 |
ほとんど白色の物をシロバナサクラツツジとしましたがどうでしょう?
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今月の花-2014.2.24-1
2014年2月24日 22時30分 |
サクラツツジ(桜躑躅) Rhododendron Tashiroi Maxim.
ツツジ科 Ericaceae ツツジ属 Rhododendron
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高さ 2~5 mに達する低木または小高木、新條には褐色の剛毛を密布する。葉は小柱の先端に通常 2~3 個輪生し、短柄を有し、楕円形~倒披針形、長さ
3~7.5cm、 幅 9~30mm。 鋭尖頭または短鋭尖頭、鋭脚または漸尖脚、全縁または長い褐粗毛を有する微凸状微鈍鋸
歯縁、上面ははじめ赤褐色の長い伏毛を有するがのち無毛となり深緑色、下面は中肋上に伏した粗毛を散生するほか無毛、側脈は 3~4 対でやゝ不明。葉柄は長さ
2~5 mmで有毛。花は小柱の先端に 2~3 個を束生し、小花梗は長さ 1~1.5 cmで赤褐色毛を布く。花冠は径 4~5 cmで淡紅白色、5中裂し、上方の3片は中裂して円状倒卵形をなし長さ1.5
cm位で内面の中央部以上に紫褐色の斑点を密布し、下方2片はやや深く裂け卵状長楕円形をなし長さ2 cm 位。萼裂片は長さ1mm 位。雄芯は10個、長さ1.5~3
cm位で無毛、 葯は長さ2 mm 位、花柱は無毛で長さ 2~3.5cm、子房は直立する褐粗毛を密布する。室果は卵状円筒形で鈍頭、長さ 8~12
mm、幅 4~5 mm、赤褐粗毛を密布する。奄美、徳、沖縄、久米。―日本(肥前、大隅半島、屋久島、種子島)、 台湾。薩摩半島とトカラ列島には1変種アラゲサクラツツジ(var. lasiophyllum Hats.)を産する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。
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撮影:2012.2.1 沖縄県国頭村
撮影:2012.2.1 沖縄県国頭村 |
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撮影:2012.1.27 沖縄県国頭村 |
撮影:2012.2.1 沖縄県国頭村
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撮影:2007.12.30 沖縄県国頭村 |
サクラツツジは常緑性のミツバツツジの仲間に属するのかな?レンゲツツジの黄色が導入できないのかと,夢見ているのだが。
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今月の花-2014.2.23-2
2014年2月23日1時5分 |
オオジシバリ(大地縛り) (ジシバリ) Ixeris japonica (Burm.f.) Nakai
キク科 Asteraceae ニガナ属 Ixeris |
無毛の多年生草本、根茎は長く地中を横走し径 1.5~3 mm。 根生葉は長柄を有し、へら状倒披針形、柄とともに長さ7~35 cm, 幅 1.5~4
cm,通常長さ10~20 cm,鈍頭、基部は漸次狭くなり長さ3~20 cm の柄となり、全縁またはときとして下半部に疎な牙歯がある。花序は1~6個の長梗を有する頭花からなり、長さ14~35
cm。 総包は筒状で長さ12 mm、 径6~7 mm、外片は1列で副萼状を呈し卵形、長さ3 mm位、内片は8個で長楕円状披針形。頭花は23~24花、花冠は黄色で長さ15
mm、 幅 3 mm 位、筒部は長さ3.5 mm。 痩果は長さ7~8 mm、翼を有
しくちばし部は長さ3 mm 位、冠毛は白色で長さ7 mm。 各島。―日本(各地)、朝鮮、中国、台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2007.6.11 新潟県佐渡島
撮影:2007.2.17 沖縄県西表島 |
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撮影:2007.2.11 沖縄県国頭村
撮影:2007.2.11 沖縄県国頭村
撮影:2007.3.16 沖縄県名護市 |
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割合に花も大きく、目立つ花です。群生して咲くと見事です。
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今月の花-2014.2.23-1
2014年2月23日0時40分 |
アカボシタツナミソウ(赤星立浪草) Scutellaria rubropunctata Hay.
シソ科 Lamiaceae タツナミソウ属 Scutellaria |
多年生草本;茎は多少分岐し、基部はやゝ匍伏し、直立する部分は長さ20~100 cmで白色の圧毛を多少密布する。葉は対生し、3角形~3角状卵形、長さ1~6
cm、幅0.5~5.5 cm、 膜質、鈍頭、広くさび脚または鋭脚まれに切状浅心脚、各側4~7個の鈍鋸歯があり、上面には短毛を多少散生し、下面にはとくに脈上短粗毛を有し全面に赤褐色の腺点を密布する。 葉柄は長さ1~3
cmで短毛を有する。総状花序は茎または枝の先端に生じ長さ2~5cmでやゝ無柄。花は対生、包は小形で斜へら形、長さ2.5 mm、幅1.5 mm、
円頭、くさび状漸尖脚、小梗は長さ1~3 mm、萼は斜鐘形で同大の2唇形、長さ1.5 mm、幅2 mm、 花冠は上向し長さ1.3~1.5 cm、
筒部は長さ1 cm位、 前面の基部はふくれ、舷部は2唇形、 雄芯は4個で2強、前面の1対は短い。奄美、徳、沖永、沖縄群島。―固有(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。 |
撮影:2013.2.11 沖縄県名護市
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撮影:2007.2.11 沖縄県東村
撮影:207.2.11 沖縄県東村 |
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撮影:2011.1.9 沖縄県国頭村 |
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撮影:2008.2.24 沖縄県国頭村 |
斑点のない白花に近い物や、ブルーの物も有ります。1月から咲いている花を載せています(すみません)。 |