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今月の花-2014.10.25-4
2014年10月25日20時55分
ケスナズル(毛砂蔓) Cassytha filiformis L. var. duripraticola Hatusima, var. nov.
     クスノキ科 Gramineae  スナヅル属 Cassytha     絶滅危惧II類(環境省、沖縄県) 
 スナズルに比べ茎は細く径1mm 以下、全株褐毛が多く、花序は長さ1cm位(スナズルでは2~4 cm )で花は2~5個、果実は小さく径 5 mm位。イトナズルに比べ茎は太 く、黄緑色、有毛、花序の柄および軸は太く、実は球形。沖縄、伊是名、山地のオオマツバシバ に寄生。本変種はニューギニア北西部の C. novo-guineensis Hats. & Kaneh.(1943) に近い。

撮影:2013.11.20 沖縄県伊平屋島

撮影:2013.11.20 沖縄県伊平屋島

撮影:2013.11.20 沖縄県伊平屋島
 
撮影:2014.10.24 沖縄県本島
                            撮影:2013.11.20 沖縄県伊平屋島         撮影:2014.10.24 沖縄県本島

 この植物を伊平屋島で撮影した時までは、オオマツバシバとの関係を知らず、近くにオオマツバシバが有ったのか確認していませんでした。ケスナズルは伊平屋島では初確認になるのでしょうか?しかし、伊平屋島のは褐毛ではなく白毛ですが?それと本島産のは少し細めの感が有りました。もしかして伊平屋島のは毛の多いタイプのスナズルかも知れません。もう少し細かく観察してみます。

今月の花-2014.10.25-3
2014年10月25日20時25分
オオマツバシバ(大松葉芝) Aristida Takeoi Ohwi
     イネ科 Gramineae  マツバシバ属 Haloragis       絶滅危惧IB類(環境省) 
 密に束生する多年生草本。稈は糸状で径 1/2~2/3mm、ざらつき、高さ30cm内外、中央部以下に3節がある。葉は糸状、内巻し、稈よりやや狭く、多少ざらつき、長さ15~20 cm、葉舌にはひげ毛がある。円錐花序は疎で少数花、長さ20 cmに達する。軸はざらつき、枝は1~2個、 1~2花、上向し、長さ5~8 cm、基部に針状の包がある。包頴は革質、針状披針形、淡色、第1頴は長さ8~8.5 mmで鋭尖頭、ざらつき、3脈、第2頴は長さ1.2 mmでやや平滑、1脈、鋭頭。護頴はやや針形、淡色、長さ第1頴と同長、無毛、先端は長さ13mm 位のねじれた柄となる。 芒は3個、ざらつき、中央のものは太く長さ18mm 位、側方のものは長さ15mm位で水平に開出する。奄(笠利)、徳、沖縄、伊是名。 ―固有。 ―学名の Takeoi は本種の採集者となっている台湾植物図説の著者伊藤武夫を記念したものであるが沖縄の多和田真淳によれば伊藤氏は琉球で採集したことはなく同氏の琉球産の標本は多和田氏が同氏に贈ったものであるという(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)
 

撮影:2014.10.24 沖縄県

 この植物は風衝地に生育します。しかし、この植物の群落に入ると大変です。種子が靴下に突き刺さってきて、ちくちく痛くなってきます。

今月の花-2014.10.25-2
2014年10月25日1時43分
ナガバアリノトウグサ(ホソバアリノトウグサ)(長葉蟻塔草) Haloragis chinensis (Lour.) Merr.
     
アリノトウグサ科 Haloragidaceae  アリノトウグサ属 Haloragis   絶滅危惧IA類(環境省)、絶滅危惧IA類(沖縄県)
 全株ざらつく多年生草本、茎はやや直立して分岐多く、高さ10~25 cmに達する。葉は対生、やや無柄、上方のものはときとして互生、披針状長楕円形、長さ1.5~2 cm、鋭頭、円脚、各側4~5個の鋭い低い内曲鋸歯があり、表面には圧粗毛を散生する。花はごく小形、無柄、萼筒は鐘状で小さい粗毛を散生し、裂片は狭3角形で長さ0.5 mm、背面は無毛、辺縁は軟骨質で反曲し、花弁は萼片の2倍数で萼片とほぼ同数、背面に粗毛を布く。果実は8肋を有し、小さいこぶが多く、ざらつき、かつ微細な白点を密布し、1室、1種子。沖縄、伊是名。―南中国、印度支那、印度、なお1変種はミクロネシアおよびニューギュアにも分布する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)
   
撮影:2014.10.24 沖縄県
 
 こちらの方は濃い赤色でした。近くにアリノトウグサも見られラッキーでした。

今月の花-2014.10.25-1
2014年10月25日0時48分
アリノトウグサ(蟻塔草) Haloragis micrantha (Thunb.) R. Br.
     アリノトウグサ科 Haloragidaceae  アリノトウグサ属 Haloragis
 無毛の多年生草本;茎は細く4稜を有し、基部は匍伏分岐し、上方は直立して高さ10~30 cmに達する。葉は対生、上方のものは往々互生、無柄、卵形~卵状楕円形、長さ3~12 mm、鋭頭、円脚または切脚、各側4~8対の内曲性の低鋸歯があり、葉縁は軟骨質でやや明質。頂端付近の葉腋から長い穂状花序をだし、これは集って1個の大きな円錐花序をなし花を疎着する。包は狭卵形で長さ小花梗の2倍位。花は長さ1 mm位、無梗、下向、黄褐色、萼筒は倒卵状球形、果時は長さ1 mm、隆起した8肋を有し、裂片は4個で卵形、鈍頭、長さ果実の1/2位、花 弁は長楕円形、長さ萼片の2~2.5倍位。奄美、徳、沖永、沖縄群島、八重山群島。―日本(北海道~九州)、朝鮮、台湾、中国、東南アジア、マレーシア、濠州(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2014.10.24 沖縄県

撮影:2014.10.24 沖縄県
 
撮影:2014.10.24 沖縄県

撮影:2012.1.20 沖縄県西表島
撮影:2014.10.24 沖縄県

 花が小さくて屈んで撮影するに疲れてしまいました。色は黄褐色とありますが、これはどちらか言うと薄いピンクでした。

今月の花-2014.10.21-4
2014年10月21日21時10分
コナギ(小菜葱) Monochoria vaginalis (Burm. f.) C. Presl ex Kunth
     ミズアオイ科 Pontederiaceae  ミズアオイ属 Monochoria
 通常水田に多い雑草。葉は広卵形~卵状長楕円形,長さ3~7 cm、幅 1.5~3 cm、鋭尖頭、心脚で裂片は幅広く円頭。葉柄は長さ30cm以下。茎葉には長さ3~10 cmの柄がある。穂状花序は葉より著しく短く、長さ3~6 cm、3~7花をつける。花は青紫色で長さ1cm位、小梗はすべてほぼ同長で長さ1cm以下、花被片は長楕円形。室果は楕円形で長さ1cm 位、種子は楕円形で長さ1mm 位。各島。―日本(本州北部~九州)、朝鮮、満州、中国、台湾、其他のアジアの暖地に分布する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2011.11.5 沖縄県西表島
 
撮影:2011.11.5 沖縄県西表島
撮影:2011.11.26 沖縄県西表島         撮影:2011.11.5 沖縄県西表島          撮影:2011.11.5 沖縄県西表島

 濃いブルーの花はすがすがしい感じでかわいいですよ。本島でも水田に行けば大概見ることが出来ます。

今月の花-2014.10.21-3
2014年10月21日20時10分
オキナワソケイ(沖縄素馨) Jasminum superfluum Koidz.
     
モクセイ科 Oleaceae  ソケイ属 Jasminum
 分岐の多い常緑の藤本で枝は灰褐色、小枝は細く下向する白色微毛を密布す る。葉は対生、3出複葉、頂小葉は卵伏披針形、長さ4~7.5 cm、幅1.5~3.5 cm、鋭尖頭、円脚、膜質、上面は無毛、下面は脈上に微毛ある外無毛、脈腋に毛束がある。小葉柄は長さ6~18 mmで微毛を密生する。側小葉は狭卵形~卵形、長さ1.5~5 cm、幅9~25 mm、短柄 (1 mm位)、鈍頭状鋭端、斜円脚、側脈は4~6対。頂生の集散状円錐花序は長さ幅ともに4~5 cm, 総花梗は 長さ 2~3 cmで微毛を有し,小花梗は長さ3 mm位,包と小包は微小。花は白色、盆形、花筒は長 さ2~2.5 cm、径1.5 mm 位、無毛、裂片は5個、長楕円状線形、鈍頭、長さ8~11 mm、幅2.5~ 3 mm、萼は鐘形、長さ4 mm位、5中裂し、裂片は線伏3角形、葯は花筒の上端よりやゝ下部につ き、花柱は糸状で花筒とほぼ同長、柱頭は長楕円形で長さ1.5 mm。 喜界、与論、沖縄、宮古、伊良部、石垣。―台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2014.9.25 沖縄県名護市

撮影:2014.9.25 沖縄県名護市
 
撮影:2014.9.25 沖縄県名護市
撮影:200610.22 沖縄県名護市

 花はすごい良い香りがします。石灰岩の山で見かけられます。

今月の花-2014.10.21-2
2014年10月21日17時557分
コウシュンシュスラン(江春繻子蘭) Anoectochilus koshunensis Hayata
     ラン科 Orchidaceae  キバナシュスラン属 Anoectochilus   絶滅危惧IA類(環境省)、絶滅危惧IB類(沖縄県)
 多年生地上蘭。茎は高さ(花序とともに)16 cm、基部の径3 mm位、中央部以上に鞘状鱗片がある。花茎は有毛。葉は茎の中央部付近に3~4個を生じ、有柄、卵円形、長さ2.5 cm、幅1.8 cm位、鈍頭状鋭頭、円脚で下端は葉柄に延下し、無毛、乾けば上面は褐色、下面は赤紫色、5脈、上面に美しい黄金色の網状紋がある。葉柄は長さ1.5 cm位で下部2/3は抱茎。穂状花序は長さ4.5 cm位、5~6花、花柄(茎の無葉の部分)は長さ7cm位で2~3個の包がある。花の下部の包は卵形,帯赤色,長さ7 mm、幅3~4 mm、微凸状鋭尖頭、1脈、有毛。 花はほとんど無柄。萼片は長さ不同、上方萼片は広卵円形、幅5 mm、微凸端、1脈、外面は有毛、著しい凹面をなし花弁と合着しボート形、側片は斜長楕円形、長さ8mm、幅4mm、鈍頭、外面は有毛。花弁は透明質、斜半倒卵形、萼片よりやや短い。唇弁は長い距を有しY字形、中片は長さ3 ~4 mmでひげ毛を有せず全縁の広い翼状の裂片を有し、舷部は2裂し、裂片は約45°の角度に開き斜長楕円形で長さ8mm位。芯柱は長さ3 mm位。石垣、西表。-台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)
   
撮影:2012.10.10 沖縄県国頭村

 この写真は本島での撮影です。しかし、撮影後に心ない人により盗掘され、全て無くなったようである。早く罰則規定が出来ないと貴重植物が絶滅するのではと危惧しています。

今月の花-2014.10.21-1 
2014年10月21日17時40分
カゴノキ(鹿子の木) Litsea coreana H. Lév.
    クスノキ科 Lauraceae  ハマビワ属
Listea 
 高さ15m直径80 cmに達する常緑の高木、樹皮は帯淡紫黒色で平滑であるが小さい円形鱗状に剥離し鹿の子状のはん紋を残す。葉はうすい革質、倒披針形、長さ7~10 cm、 短鋭尖頭鈍端、裏面は灰白色。葉柄は長さ8~15 mm。 腋生の傘形花序は葉柄より短く淡黄色の細花をつづる。実は球形、鮮紅色に熟し、径7 mm位。奄美、徳、沖縄、宮古、石垣、西表、与那国。―日本 (関東地方~九州)、南鮮、?台湾(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2014.10.20 沖縄県名護市

撮影:2014.9.20 沖縄県名護市
 
撮影:2014.9.20 沖縄県名護市
 
撮影:2014.8.3 沖縄県伊平屋島
                                                         撮影:2007.6.9 沖縄県名護市

 9月20日に、道路沿いで蕾をつけた本樹を見かけたのですが、その後台風18号、19号の接近で後片付けに追われ撮影に行くことが出来ず、昨日、出かけてきました。しかし、すでに花は終わっていました。伊平屋島でも生育していました。

今月の花-2014.10.20-2
2014年10月20日21時26分
ハマビワ(浜枇杷) Litsea japonica (thunb) juss.
    クスノキ科 Lauraceae  ハマビワ属 Litsea
        
 通常海岸に多い常緑の小高木で高さ7~8mに達する。葉は楕円形、長さ10~15 cm、幅2~5 cm、鋭頭~鈍頭、硬革質、上面は無毛、下面は褐色の柔毛を密布する。秋期葉腋に径1cm位の黄色の花を傘形状に生ずる。実は翌年の秋に成熟し、楕円形、長さ1 cm位、黒紫色に熟し、中に大なる種子1個を有する。各島。―日本(中南部以南)、南鮮(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2010.11.6 沖縄県国頭村

撮影:2010.11.6 沖縄県国頭村

撮影:2013.11.20 沖縄県伊平屋島
 
撮影:2006.8.23 沖縄県宜野湾市
                                                    撮影:2012.10.23 沖縄県大宜味村

 先日、糸満市まで出かけた時に、道路沿いの珊瑚石灰岩の切り立った崖で花を咲かせていました。しかし、アカテツと似ていて区別がなかなか難しいです。私の画像は混在してないか心配です。

今月の花-2014.10.20-1
2014年10月20日20時36分
ヒメヤブラン(姫籔蘭) Liriope minor (Max.) Makino
    キジカクシ科 Asparagaceae  ヤブラン属 Lriope        絶滅危惧IB類(沖縄県)
 常緑の多年生草本、根茎は短大で長い匍枝を出す。葉束の下部は膜質の鞘状鱗片で密におおわれ鱗片が腐朽すれば後にしゅろ毛様の繊維をのこす。ひげ根は細長で塊根を有しない。葉は線形、長さ10~20 cm、幅 1.5~2 mm、多少外方に向うかまたは立ち、中軸の両側に1対の縦脈を有する。花茎は葉よりやや短く、穂状花序は長さ1~3 cm、やや疎花。花は小梗を有し束立または2個づつ束生し、径 3~4 mm、淡紫色、小梗は長さ2~3 mm、基部は膜質の包と小包で包まれ上部2/3位の所に関節があり、花被片は6個、長楕円形,長さ4 mm位、葯は長楕円形、長さ1 mm 位。果実は黒熟し、球形、径 4~5 mm。 喜界、奄美、粟国、渡名喜、沖縄(金武)。―日本(各地).中国、比島(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2012.9.14 沖縄県名護市

撮影:2012.9.14 沖縄県名護市
 
撮影:2014.10.3 沖縄県名護市
                    撮影:2012.9.14 沖縄県名護市

 風当たりの強い海岸近くで群生していました。草丈は10cm程度でした。

今月の花-2014.10.12-2
2014年10月12日21時15分
コヤブラン(小籔蘭) Liriope spicata Lour.
    キジカクシ科 Asparagaceae  ヤブラン属 Lriope
 ヤブランに似ています。匍匐枝を出して増え、葉の幅が4~7mmと細い。花は淡紫色で花穂に粗に付きます。
 
撮影:2014.9.26 沖縄県名護市

 粗に花が着いているのをこのタイプとしましたが、今までは、その特徴をじっくり観察していませんでした。私の写真には混在の可能性があります。この植物は琉球植物誌には記載がありません。
 ノシランは8月にも掲載していましたので削除しました。
今月の花-2014.10.12-1
2014年10月12日20時20分
ヤブラン(藪蘭)(リュウキュウヤブラン) Lriope Tawadae Ohwi
    キジカクシ科 Asparagaceae  ヤブラン属 Lriope
 密に束生する常緑の多年生草本、根茎は短くて肥大する。葉束の基部は瓦列した数個の膜質の鞘状鱗片に包まれ、この鱗片は腐朽すれば後にしゅろ毛状のせんいを残す。根は細く往々先端に紡垂状の塊根を有する。葉は線形で通常先端に向って多少広がり、長さ20~60 cm、幅 3~15 mm、鈍頭または鋭頭、漸尖脚、革質、中肋は下面に突出し、各側4~5対の縦脈があって多少下面に突出する。花茎は葉とほぼ同長またはやや短くほぼ円柱形。花穂は円筒形で長さ5~20 cm、径1~2 cm、花は長さ2~5 mmの小梗を有して数個づつ花軸に束 生し、花下または小梗の中央部付近に関節を有し、基部には卵形で膜質の包があり、径 8 mm位、淡紫色、花被片は6個で楕円形、長さ4 mm 位、雄芯は長楕円形、長さ1.8 mm位、花糸は長さ1 mm位。果実は球形、黒熟。径 7~9 mm、種子は広楕円形、長さ5 mm位。各島。―日本(関東以西)、台湾、中国、比島(バタン島)(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)
 
撮影:2006.10.9 沖縄県糸満市
撮影:2007.9.5 福岡県平尾台           撮影:2007.9.5 福岡県平尾台          撮影:2008.1.13 沖縄県西表島

 沖縄県内では各地に見られます。しかし、コヤブランもあるようなので、花が花穂に粗に付いているものはコヤブランのような気がするのではずしました。

今月の花-2014.10.11-3
2014年10月11日 20時00分
クズ(葛) Pueraria lobata (Willd.) Ohwi
    マメ科 Fabaceae  クズ属 Pueraria
 大形の多年生蔓草、茎は時として木質化し径10 cmに達することがある。小枝は有条で伏毛がある。葉は3出、頂小葉は菱形状広卵形、通常3裂しまれに全縁、長さ10~18 cm、側小葉は斜卵形でやや小さく、ともに上面には多少圧毛を有するかまたは無毛。葉柄は長さ10~20cmで有毛。総状花序は長さ25 cmに達し密花、花は紅紫色、長さ15~20 mm。莢果は線状長楕円形、長さ4~9 cm、幅6~8 mm、褐色粗毛を密布する。奄美、徳、沖縄 (首里、帰化)、まれ。―日本、朝鮮、台湾、中国、比島。ニューギニア(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)


撮影:2007.9.5 福岡県福岡市

 花の色が茶色がかっています。頂小葉も3列しています。

 今月の花-2014.10.11-2
2014年10月11日 17時55分
シロバナタイワンクズ(白花台湾葛) Pueraria montana (Lour.) Merr. f. albiflora Tawada
    マメ科 Fabaceae  クズ属 Pueraria
 タイワンクズの白花種です。少し青味が有ります。なかなか見かけることは出来ませんが宜野湾市内で花を咲かせていました。
 
撮影:2008.9.21 沖縄県宜野湾市   撮影:2014.10.4 沖縄県宜野湾市   撮影:2014.10.4 沖縄県宜野湾市

 車から偶然に見つけました。今年も咲いていましたよ。しかし、今日は台風19号が接近。外は猛烈な風です。庭木の後始末が大変になります。特にトゲのあるブーゲンビレアが問題です。

今月の花-2014.10.11-1
2014年10月11日16時35分
タイワンクズ(台湾葛) Pueraria montana (Lour.) Merr.
    
マメ科 Fabaceae  クズ属 Pueraria
 大きな紡垂根を有する大形の藤本。葉は3出、頂小葉は卵形、長さ10~13 cm、急鋭尖頭、鈍脚または円脚、全縁、表面には褐色の長い伏毛があり、下面には灰白毛を密布しやや銀灰色の光沢があり、側脈は5~6対、小托葉は披針形、長さ5~10 mm。腋生の総状花序は単立または時として枝を出し、密花、花軸には淡褐毛を密布する。花は青紫色、長さ1 cm 位、萼は長さ4~5mmで密毛を布き、花梗は長さ2~3 mm。莢果は扁平、長さ2~5 cm、幅5mm位、褐色の粗毛を密布する。各島。―日本(中之島)、台湾、南中国、印度支那(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2010.10.5 沖縄県西表島

撮影:2014.9.25 沖縄県名護市

撮影::2006.9.24 沖縄県名護市

撮影::2006.9.24 沖縄県名護市
 
 至る所で小低木等に絡まって花を咲かせています。沖縄には帰化したクズもあるようなので探してみます。
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