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今月の花-2015.8.24
2015年8月24日23時35分
ショウロウクサギ(松露臭木) Clerodendrum trichotomum Thunb. var. esculentum Makino
    シソ科 Laminaceae  クサギ属 Clerodendrum  
 高さ8 mに達する落葉の小高木、若枝は灰白色で短毛を密布する。葉は卵状3角形で長さ10~20 cm、鋭尖頭、切脚~広くさび脚、まれにやゝ心脚、全縁または時として疎鋸歯縁、上面は脈上を除き無毛、下面は有毛、側脈は3~6対、細脈は下面で明らか。葉柄は長さ3~12 cmで多少有毛。花は白色で芳香を有し、上方の枝に頂生または腋生する集散花序をなし、長梗を有し、径10~20 cm。花は多数で白色、萼は帯赤色で5深裂し、裂片は卵形~卵状長楕円形で鋭頭、長さ1~1 .5 cm位、外面には多少微毛があり、花冠は径3 cm位、裂片は長楕円形、長さ5~10 mm、花筒は長さ2 cm径1.5mm位、雄芯の抽出部分は長さ1.5~2 cm、葯は長さ2.5~3 mm、花柱は糸状で抽出部分は長さ1.5 cm位。果実は球形、青熟し、径 6~8 mmで紅色の開出した宿存萼上につく。奄美、徳、沖縄。―日本(土佐、九州東南部)、 ?台湾、比島 (バタン島)(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2015.8.20 沖縄県糸満市

撮影:2015.8.20 沖縄県糸満市

新葉 撮影:2015.9.8 沖縄県東村

撮影:2015.8.20 沖縄県糸満市

撮影:2015.8.20 沖縄県糸満市

花梗 撮影:2015.9.8 沖縄県東村
 
撮影:2015.8.20 沖縄県糸満市

旧葉 撮影:2015.8.20 沖縄県糸満市

 樹冠が真っ白になるほど花が咲いていました。良い香りが辺り一面に漂っていました。いつも見ていた物は、まばらにしか咲いていなかったので「アマクサギだったのかな?」と気になっています。今度はじっくり観察します。
追記(9月10):若枝や新葉の中肋には灰白色の短毛が密に生えているのが判ります。また、成熟葉でも中肋や葉柄に短毛がまだかなり見られました。


今月の花-2015.8.6
2015年8月6日21時8分
ヤンバルゴマ(山原胡麻) Helicteres angustifolia L.
    アオイ科 Malvaceae  ヤンバルゴマ属 Helicteres             絶滅危惧IB類(沖縄県)
 高さ60~100 cm に達する低木、茎は直立して分岐が少なく、葉の表面をのぞき全株星毛を密布する。葉は披針形~長楕円状披針形、長さ4.5~7.5 cm、幅1.2~2 cm、鈍頭または微凸端、狭脚、全縁、側脈は 5~6 対、葉柄は長さ5 mm 位。散房花序は腋生、少数花、長さ7.5 mm。 花は紫紅色または白色、長さ1~1.2 cm、萼は2唇形で長さ6 mm、柔毛を布き、5個の歯片は3角状鋭頭、花弁は線状へら形で雄芯より長く、2~3個の角状付属物があり、雄芯筒は短く、子房は雄芯柱上にあり、毛を密布する。突骨は卵円状円柱形、通常長さ1.9 cm幅1 cm位で柔毛を布く。奄美、徳、沖永、沖縄群島、八重山群島。―台湾、其他の熱帯アジア(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2014.8.4 沖縄県伊平屋島

撮影:2011.7.15 沖縄県恩納村

撮影:2014.6.28 沖縄県伊平屋島
 
撮影:2006.6.14 沖縄県宜野座村

撮影:2014.2.8 沖縄県伊平屋島
                              撮影:2014.6.28 沖縄県伊平屋島

 「植物分類表 大場秀章著 アボック社」では、アオギリ科からアオイ科に移行されています。夏の盛りに咲いている薄紫の花が、すがすがしい感じです。

今月の花-2015.8.5-2
2015年8月5日22時25分
リュウキュウカワラケツメイ(琉球河原決明、ガランピネムチャ) Cassia mimosoides L. var. Paoifioa(Ohwi)Tawada
    マメ科 Leguminosae  カワラケツメイ属 Cassia             絶滅危惧IB類(沖縄県)
 高さ50~100cmに達する1年生草本、小枝には圧毛を布く。葉は狭長楕円形、長さ4~10cm、幅7~11mm、小葉は15~40(~85)対、洋紙質、長さ3~8 mm、幅0.8~1.3mm、無毛または微毛散生、鋭尖頭、切脚、葉柄は長さ3 mm、羽軸は横から見れば鋸歯縁で有毛に小葉柄はやや0。総状花序は長さ1cm位、腋生1~3個、1花、包は托葉状で長さ5mm位。花は小形、花梗は細く長さ5~18mmで有毛、萼片は長さ8mm位、花弁は長さ7~11mm。莢果は扁平、長さ2.5~4.5cm、幅0.5cm、はじめ有毛、種子は長さ4 mm、幅2mm。沖縄?、宮古、石垣。―熱帯アジアに広く分布し、花と葉の大きさにかなりの変化がある。日本内地には本種に比べ花のやや小さいカワラケツメイ var. Nomame Mak. (1917)を産する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2013.7.28 沖縄県石垣島

撮影:2014.4.12 沖縄県石垣島

撮影:2014.4.12 沖縄県石垣島
 
撮影:2014.4.12 沖縄県石垣島

撮影:2014.7.3 沖縄県石垣島
撮影:2014.4.12 沖縄県石垣島

 地を這い、長さが20cmにも満たないような小さな植物でした。この植物が50~100cmになるとはあまり信じられません。道路沿いなので時々刈り取られているのかも知れませんね。そのせいもあってか、最初の年は、自生地だと聞かされていた場所でも見つけられませんでした。

今月の花-2015.8.5-1
2015年8月5日21時45分
マルバツユクサ(丸葉露草) Commelina benghalensis L.
    ツユクサ科 Commelinaceae  ツユクサ属 Commelina  
 高さ30~90 cmに達する1年生草本、茎は基部から叉状に分岐して節部から下根し、粗毛を密生し、地下には往々閉花を生ずる。葉は有柄、卵形~卵状長楕円形、長さ2.5~8 cm、幅 1.2~4.5 cm、鈍頭、斜円脚、くさび脚または心脚、両面有毛、側脈は7~11対、鞘は膜質、長さ1~2 cmで開出粗毛を多少密生する。包は1個または2~3個集り,長さ1~1.5 cm短柄を有し、扇形または洋梨形で粗毛を有する。上方の集散花序の枝には2~3花をつけ、下方の枝には1~2花または0。萼片は小形、長楕円形、長さ2.5mm 位、有毛。大型の花弁は円形または扁円形。葯は長楕円形、長さ0.8 mm。 子房は3室で2室は2卵子を、1室は1卵子を有する。室果は洋梨型、長さ4~6 mm、膜質、5種子を有する。種子は長楕円形、表面には小孔を密生する。各島。―日本(関東以南西)、其他アジア、アフリカの熱帯に広く分布する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2012.8.10 沖縄県読谷村

撮影:2011.11.25 沖縄県西表島

撮影:2012.8.10 沖縄県読谷村

撮影:2012.8.10 沖縄県読谷村
 
撮影:2012.8.10 沖縄県読谷村
                                                            撮影:2013.6.2 沖縄県南大東島

 熱帯アジア原産の帰化植物です。沖縄では畑地雑草となっています。

今月の花-2015.8.4
2015年8月4日23時5分
ナハキハギ(那覇木萩、オオキハギ) Desmodiumum umbellatum (L.) DC.
    マメ科 Leguminosae  ヌスビトハギ属 Lecanorchis    絶滅危惧II類(沖縄県)
 海岸に生える高さ1~2mの低木または小高木、幼条には軟毛を密布する。葉は3出、小葉はやや革質、広楕円形、鈍頭、長さ4.5~7.5 cm、下面は灰白毛を散生するかまたは無毛。傘形花序は有梗、6~12花、萼には絹毛を密生し、花冠は長さ10 mm 位。莢果は長さ3~4cmで無毛または有毛。沖縄、石垣、西表。―台湾、其他の熱帯アジア、マレーシア、北濠、マスカリン諸島(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2015.8.2 沖縄県那覇市

撮影:2008.6.21 沖縄県今帰仁村

撮影:2015.8.2 沖縄県那覇市
撮影:2015.8.2 沖縄県那覇市
 


撮影:2015.8.2 沖縄県那覇市

 今帰仁村の自生地は、記憶をたどりながら何度か再チャレンジしていますが見つかりません。橋の建設で消失したのかな? 那覇市では保護されているのか数も増えて、樹も大きくなったような気がしました。満開していてすてきでした。

今月の花-2015.8.3
2015年8.月3日23.時36分
タシロマメ(田代豆、タイヘイヨウテツボク、シロヨナ) Intsia bijuga (Colebr.) O. K.
    
マメ科 Leguminosae  タシロマメ属 Lecanorchis    絶滅危惧IA類(環境省)、絶滅危惧IA類(沖縄県)
 高さ5~30m以上に達するやや無毛の高木。葉は偶数羽状複葉、小葉は4個まれに2個で対生、楕円形、うすい革質、やや斜脚、円頭または凹頭、長さ5~10cm。円錐花序は頂生または葉と対生し有毛、散房状、長さ6~10cm、萼は有毛、裂片は長さ8 mm、花弁は長さ幅共に1 cm、白色または淡紅色、完全雄芯は3個、子房は有柄で両縫合線に沿うて有毛。莢果は扁平、長楕円形、長さ10~25cm、幅4~6.5cm、厚い革質、種子は3~6個で円形。石垣、西表。マレーシア、カロリン群島、ポリネシア、マダガスカル島(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。

撮影:2015.7.30 沖縄県石垣島

撮影:2015.7.30 沖縄県石垣島
 
撮影:2015.7.30 沖縄県石垣島

撮影:2014.4.12 沖縄県石垣島
 
撮影:2014.4.12 沖縄県石垣島

撮影:2014.4.12 沖縄県石垣島
 
 清楚で、匂いも良く、素晴らしい花です。惚れちゃいました。しかし、ほとんどが10m以上の樹冠上で咲いていました。

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