ヘッダーイメージ
 
<日本の植物>
南北大東島花紀行H22.12.11-12 
与那国島花紀行H24-1
西表島花紀行 H23-2
西表島花紀行 H23-12
   〃     H24-1 
   〃     H24-2
石垣島・西表島花紀行 H24-6
石垣島・西表島花紀行H24-6.29~7.1
石垣島花紀行 H26-4 
広島花紀行 H24-4  
大分、熊本花紀行 H24-5 
長野花紀行 H24-7
ニカラグアの動植物 
    H24年-3月
オーストラリアの植物 
 
 
バックナンバー 
   H23年11月
       12月
   H24年 1月
        2月
        3月
        4月
        6月

       7月

        8月
       10月
       11月
       12月
   H25年 3月
        4月
        5月
        6月
        7月
        8月
        9月
       10月
       11月
       12月
    H26年1月
       2月
        3月
        4月
        5月
        6月
       8月
        9月
       10月
       11月
       12月
    H27年1月
        2月
        3月
        4月
        5月
        6月
        7月 
        8月
        9月
        10月
       11月
        12月
   H28年 1月
         6月
        7月
        9月
素人の横好きでこのサイトをやっています。間違い、ご意見等有りましたら連絡ください。tsugu0619@yahoo.co.jp
今月の花-2016.10.31
オキナワハグマ(沖縄白熊、マルバハグマ、オキナワテイショウソウ) Ainsliaea macroclinidioides Hayata var.      okinawensis (Hayata) Kitam.
   
キク科 Asteraceae モミジハグマ属 Ainsliaea
 多年生草本、茎は短い根茎から1~数本を出し単生または疎に分岐し、高さ30~75 cm、下部は無毛で幼部には褐色の微毛がある。葉は卵形、長さ6~13 cm、幅 4.5~8.5 cm、鋭頭または鋭尖頭微凸端、円脚~切脚まれに浅心脚、疎な微凸縁~粗歯牙縁、上面は無毛で光沢があり、下面には多少褐毛があり、洋紙質。上方の茎葉は狭長楕円形長さ1.2~2 cm、または微小で包状。頭花は茎または枝の先端に配列し、長さ8~1O mm、小梗は長さ3~6 mm。 総包は筒状で長さ11 mm、幅 4~6 mm、鱗片は4列、外片は卵形で長さ3~4 mm、最内片は披針形で幅1mm。 花は3個、花冠は長さ11 mmで5裂し、筒部は長さ4.5 mm、花柱は2浅裂する。痩果は倒披針形、長さ7 mm、冠毛は帯褐色で長さ6 mm 位。奄美、徳、沖永、沖縄、久米、石垣、西表、尖閣。―日本(トカラ列島、黒島、口之島、中之島、悪石島)。 なお種は台湾,中国に分布する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2010.10.29 沖縄県国頭村

撮影:200611.26 沖縄県名護市
 
撮影:2011.12.25 沖縄県西表島
撮影:2006.10.29 沖縄県国頭村  撮影:2007.11.3 沖縄県大宜味村 撮影:2011.12.25 沖縄県西表島

 学生時代に、買った図鑑に載った写真を見て、山の仲にはこんな可憐な花が沖縄にもあるのかと思っていました。

今月の花-2016.10.29
リュウキュウサギソウ(琉球鷺草、イトヒキサギソウ、ナメラサギソウ) Habenaria pantlingiana Kraenzl.
   ラン科
Orchidaceae ミズトンボ属 Habenaria    絶滅危惧IB(環境省)、類絶滅危惧II類(沖縄県)
 大きな紡垂根を有する地上蘭。茎は高さ30~60 cmに達し中央部以上に葉5~7枚を束生し、中央部以下には膜質の鞘を疎生する。葉は倒卵状長楕形、長さ10~17 cm、幅 3~4.5 cm 鋭尖頭、狭脚、膜質、各側5~7個の細脈がある。包は3~4個、卵状~針状披針形、鋭尖頭。穂状花序は長さ10 cm内外、密花、無毛。花包は線状披針形、尾状鋭尖頭、膜質、1~3脈、子房と同長またはやや長く、長さ1~3 cm。花は緑白色、中大、ひげを有する。萼片は膜質、卵状長楕円形、3脈、尾状鋭尖頭、長さ15 mm、幅 3~4 mm、中央のものは接合し、側片はやや鎌形。花弁はほとんど基部まで2裂し、裂片は開出し、やや膜質、基部の幅1/2㎜、長さ2.5cm、1脈。唇弁は3裂し、裂片は同長で糸状線形で長さ花弁と同長。距は線形、下部は曲り先端に向って次第に肥大し、長さ15 mm 位で子房と同長。芯柱は短くて太く、葯は上向し鈍頭,葯室は平行。花粉塊の小尾体は細長。小嘴体は3角形で2個のくちばしを有する。柱頭の突出部は長楕円状鎌形で鈍頭。室果は長楕円形で長さ1 cm位。奄美、徳、沖縄、伊平屋、石垣、西表。一台湾、比島(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2006.10.29 沖縄県国頭村

撮影:2011.10.16 沖縄県名護市
 
撮影:2011.11.2 沖縄県国頭村

撮影:2010.10.30 沖縄県国頭村
撮影:2011.10.16 沖縄県名護市  撮影:2007.11.3 沖縄県大宜味村

 先日、林道沿いに咲いているのを見かけ嬉しくなりました。

今月の花-2016.10.28-2
ササハギ(笹萩、マルバダケハギ、ナガバササハギ) Alysicarpus vaginalis (L.) DC.
   マメ科
Fabaceae ササハギ属 Alysicarpus
 匍伏性または斜上性の草本、茎は分岐し、長さ50 cm 内外、多少有毛。葉は楕円形~長楕円形、披針形などきわめて変化多く、鈍頭または鋭頭、長さ1~4 cm、幅5~15 mm。総状花序は頂生、長さ2~3 cm、やや密花、花は赤色で長さ6mm位。莢果は多く集り、長さ1~2 cm、幅2.5 mm、3~6節からなり、表面はしわが多く多少有毛。奄美、徳、沖縄、八重山群島。―旧世界の熱帯に広く分布する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2016.6.10 沖縄県大宜味村

撮影:2014.5.30 沖縄県伊平屋島

撮影:2011.10.4 沖縄県西表島
 
撮影:2016.6.10 沖縄県大宜味村
撮影:2016.6.10 沖縄県大宜味村

 割合に道路脇の草むらで見かけられます。

今月の花-2016.10.28-1
ボンテンカ(梵天花) Urena lobata L. subsp. sinuata (L.) Borss.Waalk.
   アオイ科
Malvaceae ボンテンカ属 Urena
 高さ1~2 mに達する亜低木で多少有毛、枝は分岐してやや散開する。葉は卵円形~円形、膜質、3 ~5 深裂、長さ幅ともに3 ~5 cm、鋭頭、切脚または浅心脚または広くさび脚、低い疎鈍鋸歯状鋸歯縁、3 ~5 行脈、表面は緑色で暗緑色の雲絞があり長毛を散生してややざらつき、下面は星毛がやや多くてざらつく。葉柄は長さ1~2 cm。花は腋生、単生または2 ~3 個束生し、紅色、径1.5 cm。花梗は長さ5 mm位。萼は5裂し、裂片は卵状3 角形、鋭尖頭、長さ3 mm。果実は扁球形、径7~8 mm、心皮の表面は有毛で長さ1~1.5 mmの小刺針を密布し、小刺針の先端には4 個の逆向性の小刺がある。奄美、沖縄、石垣、西表。―日本 (南九州)、台湾、其他の熱帯(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2011.10.5 沖縄県西表島

撮影:2011.10.5 沖縄県西表島

撮影:2011.10.5 沖縄県西表島
 
撮影:2011.10.5 沖縄県西表島

撮影:2011.10.5 沖縄県西表島

 仲良川を船で遡上していた時にに偶然に見つけました。

今月の花-2016.10.25
オオバヒルギ(大葉蛭木、ヤエヤマヒルギ、シロバナヒルギ) Rhizophora mucronata Lam.
   ヒルギ科
Rhizophoraceae オオバヒルギ属 Rhizophora 
 高さ10m内外に達する常緑の高木、樹皮は平滑、幹から気根を垂れ海中に入って支柱となり主幹は枯死するようになる。小枝は太く、葉印は著しい。葉は対生、長楕円状楕円形、革質、光沢があり、長さ10~20 cm、鈍頭微凸端,鈍脚、側脈は不明。葉柄は長さ2~4 cmで丈夫。花は腋生の集散花序、やや下垂性、花梗は長さ2.5~4 cmで葉柄とほほ同長、先端は分叉し3~7花をつけ、萼は4裂し、木質、花弁は4個、革質、内部に細毛を布き、雄芯は8本でほとんど無柄、葯は3室、子房は2室で各室2卵子。果実は革質、円錐形、胎生発芽し頂から長さ20~40 cm の幼根をだし海中に落下して泥土に斜立する。沖縄(ゲサシ)、宮古、石垣、西表。―台湾、其他の旧世界の熱帯に広く分布するす(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)

撮影:2011.10.4 沖縄県西表島

撮影:2013.7.29 沖縄県西表島

撮影:2012.7.20 沖縄県西表島
 
撮影:2011.7.21 沖縄県西表島(左:オオバヒルギ、右:メヒルギ)

撮影:2011.7.21 沖縄県西表島

 沖縄本島ではなかなか見つからないように思います。根がたこ足のようになっているのが印象的です。

今月の花-2016.10.23
リュウキュウチシャノキ(琉球萵苣の木) Ehretia philippinensis A.DC.
   ムラサキ科
Boraginaceae チシャノキ属 Ehretia 絶滅危惧IB類(環境省)、絶滅危惧II類(沖縄県)
 常緑の高木で小枝は無毛。葉は卵状長楕円形、洋紙質、長さ10~12 cm、幅4.5~5.5 cm、鋭頭又は短鋭尖頭、鋭脚、やゝ全縁、両面共無毛、側脈は4~5対。葉柄は長さ1.5~2 cmで無毛。頂生の集散花序は無毛でやゝ疎に花をつけ幅10cm位。花は白色、萼は長さ2 mm位で5歯を有し、歯片は長さ1 mm位で細毛縁、花冠は漏斗状で筒部は長さ2 mm、上部の径3 mm位、裂片は卵状長楕円形で長さ3 mm位となり外反し、雄芯は5個で花筒につき少し抽出し、花糸は長さ2.5 mm、葯は長さ1 mm位、子房は卵円形で無毛、長さ1 mm、花柱は長さ4 mm位で先端は2岐する。小花梗は長さ3~4 mm。 果実は球形で熟すれば赤褐色となり径4 mm位で中に4種子を有し、下部には径5 mm位の増大した宿存萼を有する。石垣、小浜、西表。―台湾(紅頭嶼)、比島、マレーシア、北濠に分布する(琉球植物誌追加訂正版 初島住彦著から引用)。
撮影:2012.2.7 沖縄県西表島

撮影:2013.7.30 沖縄県西表島

撮影:2011.10.4 沖縄県西表島
 
撮影:2013.7.30 沖縄県西表島

撮影:2013.7.30 沖縄県西表島
 
撮影:2013.7.30 沖縄県西表島

撮影:2012.2.7 沖縄県西表島

撮影:2012.2.7 沖縄県西表島
  クロボウモドキの奥で咲いていたのを偶然に見つけ撮影しておいたのがこの種でした。これも案内していただいたKさんのおかげです。割合に開花期は長いようです。
 科名検索
 
 
 
     
       
 科名リスト